のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

皆さん 早乙女は年齢制限ありません

2014年04月29日 09時56分08秒 | ボランティア

介護施設にゴールデンウィークは関係ない 勿論 私にも無いけれど・・・
昨日は デイケア施設への音楽訪問だった
比較的 元気な方が多いから 楽しみにして待っていてくれる

やはり 知っている歌を大きな声で歌うことは 身体にも良いだろう
1時間近く 次々と用意した曲を歌ってくれる
ときどき私が 笑いを誘うようなトークも入れる

季節感に合ったものを取り入れ 味わってもらう
この季節感たるもの 最近は 昔のイメージより外れるものがある
4月末とは言え 気温が上がり初夏のようである

「夏はきぬ」を取り上げた

写真はお借りしています
先週行った房総では 田植えの終わった田んぼも見かけた


卯の花の匂う垣根に ほととぎす 早やも来鳴きて
忍び音もらす 夏はきぬ

さみだれの そそぐやまだに 早乙女が裳裾濡らして
玉苗植うる 夏はきぬ

文学的センスに溢れた歌詞である
しかし 難しい話は不要である 
親しみ覚えた曲を楽しく歌えば良い

皆さんね ここで言う早乙女って年齢制限は無いのですよ
えぇって顔する人もいる そして次に何を私が言うのだろうと注目する
皆さん 今でも早乙女です さあ元気に歌ってください

どっと笑いながら歌いだす
それでいいのです 楽しく歌う 音楽ですから・・・
「啼くな小鳩よ」 これは私たちの年代 懐かしい曲である

さぁ皆さん 昔は小鳩だったんです
今は一寸 小鳩のイメージは無くなったけれど・・・
男は?なんて切り返される 男はね 鷲か鷹かな?

もっとも 男も鷲と鷹のイメージからは すごく変わっているけれどね・・・
「啼くな小鳩よ」 私は語らないが 少し寂しい想い出がいつも頭にある
戦後間もない時期 高度成長に入るあたり 私は小学校の5.6年



戦後すぐは 負傷した復員兵が良く街に立って 首から箱を下げていた
街行く人が なにがしかの小銭を入れている
アコーディオンが出来る方が良く弾いていた曲が この「啼くな小鳩よ」だ 

やがて 景気が良くなるにつれて 傷痍軍人の姿が少なくなっていった
それでも時には街角に見える 偽物が居て誰も居なくなると普通に歩きだす
ある日 母が小銭を入れてあげるのを見て 後で私が言う

あの人 偽物だよ
いいの 分かっているけれど 役に立てば良いのだから
ふーん そうなんだ 何か良く分からない納得だった

高校生くらいになったら 真の理由が分かるようになった
私の見たことのない叔父さん つまり両親の兄弟は硫黄島で玉砕死したのだ
傷痍軍人の姿を見て小銭を入れていた人達 何がしかの面影を重ねたのだ



今は私が「啼くな小鳩よ」を弾いて 母の世代の方に歌って貰う
来し方人生に そんな思いがよぎる方は居るだろうか
歌の時間が終わると 皆さん 笑顔と拍手で私を送ってくれた

   最後までお読みくださいまして有難うございました 
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