のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

歌い継ぐ 岸壁の母 胸沁みる

2018年05月05日 07時51分03秒 | うたごえ

~母は来ました今日も来た この岸壁に今日も来た 届かぬ想いと知りながら もしやもしやに もしやもしやに ひかされて~

80歳で引退した 二葉百合子さん 87歳になる昨日の歌番組で一日だけ復活して 切々と歌い セリフが胸を打つ

普通は引退して永く歌っていないと ましてや高齢であれば声量も衰えるのに 微塵もそんな様子を見せない

 

 

引退時の理由は この歳で無理して歌っていて 可哀想と思われたくない まだ余力があるうちに歌と訣別する美学であろう

あのイチローの現在の姿とダブる 多分マイナー落ちだったら彼は引退しただろう あくまで表舞台での現役が彼の姿である

日本のプロ野球で2千本安打は名誉の記録であるが 日米で4200本余 如何に偉大であるか まさに超人と言えよう

 

 

二葉百合子さんの歌唱力 すごいなぁとただ感動しながらこの曲を聴きいっていた

この曲を歌う歌手は多い しかし 私の胸に沁みるのは あの石原裕次郎 そして 坂本冬実である

裕ちゃんは 石原軍団を家に招いてカラオケも歌うが自分の歌は歌わない 岸壁の母を必ず歌うそうだ 今では社歌に等しい

 

 

坂本冬実は この二葉百合子さんを歌と心の師匠と仰ぐ

数々のヒットを飛ばしていにも拘らず いくつかの壁に突き当たり1年間 休養を余儀なくされていた

そのまま引退も頭をかすめる ある時 二葉百合子さんの記念公演をテレビで見て胸を打たれた

 

 

この方に歌の心を学ぼう 弟子入りをしてでも学びたい 必死の想いで 二葉百合子さんの元を訪ねる

彼女は快く受け容れ 徹底して発声の練習 歌う心を教えて行った やがて坂本冬実は舞台に立つことが出来たのである

そして 岸壁の母 この曲も私に変わって歌い継いで欲しいと告げる

 

 

戦争の体験も無い 子どもも居ない 私には無理と断り続けたが 心で歌いなさいと諭す

坂本冬実の岸壁の母も聴いたことがあるが ぞくぞくとした感動を覚えたものであった

そして 昨日 二葉百合子は家にただ1枚残っていた この曲のLPレコードを手渡した

 

 

2年半前に亡くなった妹 カラオケ大会では数々のグランプリを取った

なかでも セリフ入りが大得意で 忠臣蔵 瞼の母 などの他に 岸壁の母もレパートリーだった

私が妹を偲ぶ歌はセリフ入りは歌えないが 唯一 この岸壁の母は歌ったりピアノを弾いて偲んでいる

 

 

コメントは伝言コーナーへもどうぞ!

  (メルアドは入力しなくてもOKです)

コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする