のびたとブレイク

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「遠くへ行きたい」そして 消えて行った  ジェリー藤尾さん追悼

2021年08月16日 10時10分12秒 | うたごえ

私の大好きな歌の一つ 「遠くへ行きたい」

俳優 歌手としてより この歌が好き 勿論 ジェリー藤尾さんが歌う

歌詞に惚れたのか メロディに惹きこまれたのか 今でも胸に沁みる

 

「遠くへ行きたい」 永六輔 作詞  中村八大 作曲

 

知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい

知らない海をながめていたい どこか遠くへ行きたい

遠い街 遠い海 夢はるか ひとり旅

 

愛する人とめぐり逢いたい どこか遠くへ行きたい

愛し合い 信じあい いつの日か 幸せを

愛する人とめぐり逢いたい どこか遠くへ行きたい

 

私が30代半ば まだピアノには縁が無い 勿論 弾くなんて夢の夢

周囲にはいつも明るく 辛い 哀しいなんて 君には無いだろうと言われる

そんな私にも どこか満たされないものがあり ひとり旅は好きだった

 

旅は大好き 学生時代から お金がたまると貧乏旅に出かける

あんぱんが安く食事代わり 泊りは安宿素泊まりか 夜行列車で寝る

町工場で夜間高校を卒業 以後 大手の工場に入ったが 縁があり事務系

 

この会社でも 良く会議などで地方へ行くことが多い 往復はどこか寄り道

かなりの広範囲 好きが高じて 趣味で 旅行主任者の資格取得

最後の仕事が天性の職場 大手の旅行会社添乗員となった

 

その30代半ば 会社の倉庫に ひっそりと眠る足踏みオルガンを見つけた

これが私をピアノに導く 大きなきっかけとなったから 人生不思議の連続

幸いペダルを踏めば音は正常に出る 何か弾いてみたい 急に思い立った

 

人に習うのは大嫌い そしてピアノ教室へ行けば 大概 バイエルからだ

指にも弾く順序があって 指定された順に弾く 間違いを指摘されるなんて

良し 何とか一曲 こなしてみたい 練習曲は この「遠くへ行きたい」

 

ところが 思ったようにオルガンは弾けない 頭が付いてこないのだ

右手でメロディは 弾けるようになる それもペダルを忘れると音が出ない

さて 左手を入れようとすると 自分の手なのに 自由が利かない

 

左手の音を入れると 右を忘れる 右手の鍵盤の位置を確かめて 左を探す

どちらかに気を取られ 楽譜も見なくちゃならない 仕事が終わると物置へ

私がどこへ消えるのか 周りでも興味を持って 付いてきたこともあった

 

半年か いや それ以上だったか 左手が入っての「遠くへ行きたい」

何とかこなせたときの嬉しさ ようやく 次の曲へと広げていった

似たような曲を探して レパートリーは少しづつ増えて行った

 

 

まだ完璧に弾けるわけでは無いが 社内の有志を募ってバンドを結成

彼らは既に外でも活躍している エレキギターとハワイアンのウッドベース

ドラムセットも幸い倉庫に在った これを叩かせる 素人で4人位替わった

 

以後 会社の補助金も受け 社内行事から街の催し 健康ランド出演やら

生協のビアガーデン 社内の歌えるパブ開催 これが添乗員になって続く

仕事にも生き 私の人生の大きな支えのピアノ「遠くへ行きたい」が縁だ

 

 

ジェリー藤尾 : 遠くへ行きたい (Duophonic Stereo Ver)

 

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コメント (6)
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