ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

河合隼雄『カウンセリングの実際』2009・岩波現代文庫-河合隼雄さんのカウンセリングに学ぶ

2024年03月04日 | ユング心理学に学ぶ

 2011年のブログです

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 河合隼雄さんの『カウンセリングの実際』(2009・岩波現代文庫)を再読しました。

 引越しのドサクサなどで原本の『カウンセリングの実際問題』(1970年・誠信書房)が行方不明となっていましたが、文庫本で再読できました。

 この本は、娘が大学生の時、カウンセリングのレポートの参考文献に図書館から借りてきて、なかなかいいセンスをしているなと感心をしたことがありました(その娘も結婚し、孫が生まれ、今ではじーじはじいじと呼ばれています)。

 前置きが長くなりましたが、今読んでもとてもいい本です。

 息子さんの河合俊雄さんが解説で書いておられますが、若い時の河合さんの体当たりのカウンセリングの詳細がわかりますし(ここまでするのかという驚きもあります)、受容するためには理解しなければならないという言葉など、最近の議論を先取りして考察している鋭い部分もありました。

 これからも大切な一冊になると思われる河合さんのすばらしい本だと思いました。       (2011.7 記)

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 2023年2月の追記です

 娘が河合さんの本を借りてきた時、カウンセリングのレポートをなかなか書けずに苦戦をしていたので、じーじがワープロで、こんな感じで書くといいんじゃない?と下書きをしてみました。

 すると、娘はなんと、である体で書いたその下書きを女子らしい(?)ですます体に書き直しもせずにそのまま提出してしまいました(もう時効だと思うので、大学の先生がた、お許しください)。

 幸い、D評価ではなかったのでなんとか面目がたちましたが、あぶない瞬間でした(?)。 

 よい子のみなさん、宿題は自分でやりましょうね。        (2023.2 記)

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 2024年3月の追記です

 じーじの孫娘たちは宿題の作文が苦手で、じーじの家に来ると、いつもママと苦戦しています。

 じーじが、あんなことやこんなことをああいうふうに、こういうふうに書けばいいんじゃないかい、と話しても、うーん?、とうなっています。

 やっぱり下書きをしないとだめなのかなあ(?)。    (2024.3 記)

 

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ウクライナ・ロシア・人々のちから(その2)-じーじのじいじ日記・セレクト

2024年03月04日 | じいじ日記を書く

 2022年3月3日の日記です

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 毎日、ウクライナのニュースを胸が張り裂けそうな思いをしながら見ている。

 その中でロシア軍に占領された地域の人々が、ロシア兵に、ロシアは帰れ!と強く抗議をしている場面が映った。

 ウクライナの普通のおじちゃんやおばちゃんが、武器を持たずに、ロシアの戦車の前に座ったり、寝転んだりして、抵抗している。

 下手をしたら、銃で撃ち殺されたり、戦車でひき殺されたりする危険もあるのに、すごい勇気だな、と驚嘆する。

 じーじだったら、できるかどうか、わからない。

 武力による侵略に、武力で抵抗する手段は、自衛権の発動や正当防衛として仕方ないのだろうが、一方で、占領された地域や武器を持たない庶民の場合には、武器を持たずに非暴力で抵抗をするという手段もあるかと思う。

 インドの独立運動を闘ったガンジーを思い出す。

 ニュースでは、困惑しているロシア兵の姿も印象的だ。

 良識のある普通の人々の勇気ある行動が大切だな、とつくづく思う。    (2022.3.3 記)

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 同日の追記です

 今日の朝日新聞の「天声人語」の記事がすばらしい。

 戦前の日本と満州国の関係に言及しながら、歴史の反復や歴史の教訓に学ぶことの大切さを述べている。

 名文だと思う。

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 2023年3月2日の追記です

 ロシア軍に占領された地域をウクライナ軍が取り戻した時、衝撃だったのはウクライナ人が虐殺されていた事実。

 無差別な虐殺だけでなく、反ロシア派の人たちが拷問をされたり、殺されたりしていたようで、こういうことは戦争につきものだとはいえ(昔の日本軍も中国や東南アジアでやっている)、やはりショックなできごとである。

 戦争というのは人々を狂気におとしいれるものだと改めて思うし、どのような理由があれ武力侵略は許されないものだと思う。    (2023.3.2 記)

 

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