ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

NHK連続テレビ小説 『ブギウギ 』最終回

2024年03月30日 | TV番組


 昭和の日本を元気いっぱいに包んだ”ブギの女王”笠置シズ子さんをモデルに、大スター歌手の誕生から引退までを描いた、NHK連続テレビ小説 『ブギウギ 』が終わっちゃいました。

前作「舞い上がれ」の終了時に流れたステージの予告編を見て、主演の趣里さんを知らなかったこともあり、大スターとは思えないそのチープなメイクから、これは何かの冗談かと思い不安になったけど、最後までとっても楽しく観させてもらった(^^)

 まずテレビ小説で恒例の、子供時代から始まり、1週か2週で急に大人になるという展開で、子役の澤井梨丘ちゃんから趣里さんにバトンが渡されるんだけど、ここまで交代しても違和感がなかったのは本作が一番だったかなあ。

そこから劇団に入って、歌手としての道を歩んでいくんだけど、その節目節目に披露されるステージがしっかりと描かれ、とにかくそのクオリティの高さが素晴らしく、後からそこだけ何度も観ることになった。

なかでも初めて聞く「ラッパと娘」の、今聞いてもまったく色あせないビートの効いた素晴らしい歌は、速攻でituneでダウンロードし、今も通勤電車の中で聞いてる。

代表作でもある「東京ブギウギ」や「買い物ブギ」など様々なステージはどれも素晴らしかったけど、私が一番印象に残っているのは、弟の六郎が戦死し、その失意から歌を歌えなくなったスズ子に、羽鳥善一が六郎のことを唄った「大空の弟」という曲を提供し、その曲を涙ながらに熱唱するシーン。

 実際に服部良一で作詞作曲されたこの「大空と弟」は、笠置シズ子さんが歌った音源は今はなく、2019年にその楽譜だけが見つかったという幻の曲。

ブギウギでもなく、静かに歌い上げるこの曲は異色で、放送では音源を後から付けたのではなく、趣里さんの生歌で収録されたとのこと。
もう朝から大泣きしてしまった(^^;)

この曲もしっかりダウンロードし、今でも時々聞いて涙ぐんでる(^^;)

ただ、この回の「大空の弟」から「ラッパと娘」を感動的に歌い上げたシーンがドラマの盛り上がりとしてはMAXで、残念ながら徐々に失速しちゃいましたねえ。

趣里さんの大阪弁の、次第に新喜劇みたいなベタでおおげさな台詞回しの不自然さに加えて、さよちゃんとかいうとんでもキャラクターが引っかき回したり、ただ騒々しいだけの若いマネージが加わったり、後半は実際のエピソードを結構足早に雑に流してしまったことも残念だった。

それでもやはりステージで生き生きと歌い踊る趣里さんの姿は、いままでの朝ドラにない、気分の高揚を与えてくれた。

 さあ、次は日本で初の女性弁護士になった三淵嘉子さんをモデルにした「虎の翼」が来週から始まる。

どんな作品になるのか、やっぱり楽しみだね!

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親知らずが痛む

2024年03月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 突発性難聴にただでもへこんでいるところに、最近親知らずが痛み出し、さらにこめかみの方まで痛み出したので、昨日行きつけの歯科医院へ行ってきた。

右下一番奥の親知らずは、ほぼ穴だけで歯茎から破片がちょっと出てる状態だったけど、いままでまったく痛くもかゆくなく、歯医者さんもほっときますという歯だった。

それが最近ピーナッツかなにかを噛んだ弾みなのか欠けてしまい、そこからずっと鈍い痛みが続いていた。

 そして歯科医院へ行ったわけだけど、歯医者さんからこの親知らずは横から生えていて、まさかのここでは出来ないと、新たに別の総合病院を紹介されることに。

さらにこの親知らずは、下に下歯槽神経なる太い神経が走っていて、そこを傷つけると麻痺が起きてしまう可能性があると脅される。
「ええ~!!」

まあたぶんそんなことにはならないと思うけど、100%とは言えないとも。

そんなリスクがあるんなら抜歯せずに、なにか詰めるとか治療できないかと聞くと、痛みを消すことは出来ず、抜歯するしか選択肢がないと説明される。

観念してその総合病院の予約を取り、来月治療することが決定。

そして今、ネットで親知らずを抜いてしびれが出たという多くの書き込みを読んでへこんでいる(^^;)

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