ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

かずら橋へ

2005年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム

  今回は久し振りに映画じゃない話を書いてみよう。

先週の金曜日なんだけど、盆休みに突入してすぐで久し振りに遠くまでドライブに行こうと思い、前から気になっていた徳島県のかずら橋に行くことに。

その日は朝から快晴、絶好のドライブ日和だよ。まあ2時間もあれば着くだろう(前に高速で高知まで1時間ぐらいで行けてたから)と思っていたのが甘かった。

いや~何という山奥にあるんでしょう、かずら橋!

坂出からひたすら国道32号線を行けば行けそうだったので、簡単だと思ってたとたん、坂出のICを降りて速攻で迷子に(笑)

ほんとナビ付けときゃよかったなんて後の祭り。

ICの出口が反対みたいだったらしく、もう一度近くまで戻ってやり直し。

やっと国道32号線に合流、ッホ。

1時間ほど走ってると早くも徳島県に突入。

そのとたんだんだん山の中というか、谷間に入って行き、道路も谷間の斜面に張り付くようにくねくねが続く。

いや~、凄いところに道路がついてるよ~、この道路相当お金がかかってるよ~。

どこまでも続くくねくね道。

人の力って凄いね、こんなところに道作っちゃうんだから、なんて感心してると「かずら橋へ」という看板を発見。

なんとあと60kmという表示。

そしてそろそろ走り出して3時間が過ぎようとした時、やっと国道からかずら橋方面のわき道に入る。

もう少しだなんて思ってたらさらに道は山奥に入っていく。

来る前は道路が狭いんじゃないかと思ってたけど、最後まで大きな道路だったけど、まさしく秘境かのようなこんな山奥にあるとは、かずら橋おそるべし!

ちょっと手前の無料駐車場に入れて200mぐらい歩くと、もう橋が見えてきた。

やれやれたくさん並んでるよ、ははは。通行料500円を払い、いざかずら橋に足をかける。

おいおい、足場の木が隙間だらけで下が見えてるよ。

ギシッ、ギシッ

隙間が思ったより広くて、足が入んないように慎重に踏み出す。

なんだかひどく揺れているので、またお調子者が揺らしてると思い、「おいおい~」とか何とかいいながら周りを見ると、だれも揺らしていない。

多分橋を渡ってる人たちの微妙な震えが合わさって揺れているんだろうと分析。

早く渡ってしまいたい気持ちと、500円も払ってもうちょっとゆっくり渡ろうとういう気持ち。

結局橋にかかるカズラを持たないで、真ん中を手放しで歩くのが危なっかしかったので、橋の両端でしがみつく人たちに合わせてゆっくり渡ることに。

かなりのスリルを味わうことができ、まあ遠かったけど来て良かったかな。

ここで時刻は2時を過ぎていたので、昼食に。

せっかくなので讃岐うどんを食べることに。

また長い山道を坂出まで戻ることになる。

すっごい旨い讃岐うどん屋があると人から聞いてたので、食べるお店は決まっていた。

琴平駅から東方面に4km程入った所へある元祖しょうゆうどん「小縣家」。

この店はすぐに発見できた。

結構大きなお店で、駐車場も広い。

中に入るといかにも観光客っぽい集団で埋まっている。

それでもタイミングよく一つの集団が出て行ったので、すぐに席に着くことができた。

メニューにはてんぷらうどんだとか肉うどんだとかあるけど、注文するのはもちろんしょうゆうどん。

注文後店員の女性がすぐに大きな大根一本とおろし金を持ってきた。

豪快だね。

うどんもすぐにやって来た。

汁は一切入ってなく、麺だけでその上に半分に切ったスダチだけがちょこんと乗ったなんともシンプルなもの。

そのどんぶりの中に、さっきすった大根に、テーブルに置いてあるしょうがとねぎを加え、しょうゆをさっとかけて出来上がり。

いやあ~、旨かったねえ。

大根の苦味とうどんの甘みが喉に心地良いったら・・・。

もちろんお土産にうどんとしょうゆを買う。

ちょっとまだ帰るにはもったいなかったので、寄り道してサンメッセ香川で開催されていた天野喜孝展を見に行くことに。

1枚200万円もする絵もあり~の、驚きながらも売りつけようとよってくる女性をかわし~の、あわただしく観て回る。

私のTシャツにジーパンのこの格好で、買いにきた客か冷やかしか分かって欲しいもんだねえ、まったく。

帰りの車の中で、行きがけは気が付かなかったけど道路脇に”うどん”という文字の看板のなんと多いことか。

そこらじゅううどんだらけなのだ(笑)

ほとんど車に乗ってた気もしないではないけど、まあまあのドライブだったね。

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