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小牛田駅の駅舎は文化財級

2023-09-26 00:29:22 | 「青春18きっぷ」花の旅 北海道 Ⅱ

 電車は鹿島台駅に続いて、周囲を田に包まれた松山駅に停車しました。

 

 
 そして見えてきたのが、巨大なカントリーエレベーターです。


 前回の青春18きっぷの旅でも、新潟県の五日町でも大きなカントリーエレベーターを目にしましたが、この地のそれも見事な規模です。

 300トン貯蔵できるサイロが5本ありますので、総量は1500トンです。

 

 ササニシキ10キロの市販価格が3500円とすれば、約3憶8千万円分の米が収まる計算です。

 

 
 そして電車は目的地の小牛田(こごた)駅に到着しました。

 

 
 小牛田駅で次の一ノ関行きの普通電車に乗り継ぎました。


 到着したホームから跨線橋を越えて隣のホームへ移動します。


 アメリカのカーネギー製鋼社が110年前の1912年に製造した古いレールを使った無造作な屋根と、その屋根に灯る蛍光灯、小さな窓と壁に貼られたポスター、跨線橋をゆっくりと歩く人々。

 

 そんな懐かしさを感じさせる昭和レトロの跨線橋が心に沁みます。


 この駅舎は資材に110年前のレールが使われているなど、もしかして文化財級の価値を持つ建造物かと思うのですが、如何でしょうか?

 

 
 この駅は、私が学生だった50年程前に何度も通過している筈ですが、駅名は全く記憶がありません。


 そこで地名の由来を調べてみました。


 【以前この地域は小田郡に属し「小さな田」を意味する「小小田(こおだ)」と呼ばれていたが、藩制時代になって隣村・牛飼村の頭文字を入れて小牛田と読ませるようになった。】だそうです。


 ところで小牛田は牛をゴと読みますが、牛蒡(ゴボウ)のゴですから、決して無理筋ではありません。


 小牛田駅を発車した一ノ関行きの電車はワンマンカーでした。

 

 
 乗客が電車に乗る時、乗客は自分でドア横に設置された開閉ボタンを押してドアを開き乗車します。


 下車する時は、運転席の後に示された運賃表を確認して、

 

 
 運転席の横に設置された運賃箱に運賃を収めます。

 

 

   
小牛田駅を出発した電車は、真北へ向かう線路を走り始めました。

 

 
 車窓に、見事な穀倉地帯の景色が広がっていました。


 進行方向右側の奥に、霊峰箟岳山(ののだけやま)の姿が見えていました。

 


 電車は、田尻、瀬峰、梅ヶ沢、神田の各駅を順調にこなして進みます。


 神田駅を出る時、意識して見ていた伊豆沼の姿を一瞬視野に捉えたのですが、残念ながら、シャッターを押すことに失敗しました。


 私は今から17年前の2006年の夏季休暇に、東北フリー切符を使って伊豆沼のハスを訪ねましたが、あの時目にした見事な光景が今でも思い出されます。

 

 

 

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