先日作家橘玲氏のコラム「コロナ時代に生き方」に興味深いこと
が書かれていた、この1年間コロナ禍で行動抑制されたことで高
所得者世帯は収入が変わらず支出が減った、低所得者世帯は支出
が変わらず収入が減った、その結果高所得者層では貯蓄が増加し
低所得者層では減少、経済格差がさらに広がってると言う現象が
起きてるという。
さらに高齢化が進むほど経済格差が拡大していくという、「家計
の金融行動に関する世論調査」の世帯主年齢別金融資産では年金
世代である70歳以上では金融資産非保有が31%、さらに50
0万円未満となると46.4%で約半数である、ちなみに平均で
は1300万円だがこれは2割の富裕層が平均を押し上げてる結
果といえる、ちなみに実態に近い中央値では460万円である。
年金世代の3人に1人が金融資産非保有、2人に1人が500万
円未満ということである、逆に金融資産2000万円以上となる
と約20%、5人に1人が老後資金を確保してるという結果であ
る、それでも富裕層の高齢者はコロナ禍で外出を控えている、当
然支出は減らない、まさに二極化で橘氏がいうように年金世代の
経済格差は拡大していることは確かなような気がする。