いつも誰かとつるんでいたい、群れたいという習性になじんで
いると人はしだいに一人になることが怖くなる、それは仲間は
ずれにされたくないからだ。
群れてみたからといって心が満たされれるものではないが、ひ
とりっきりになるよりは、ましだという気持ちから人は群れた
がる、群れるのを好む人、一人の時間を好む人、人それぞれで
ある。
それは性格かもしれない、もって生まれたもの、学習や経験と
いう後天的なものと環境が影響するような気がする、ただ老年
期は、人間関係の煩わしさから解放されるチャンスでもある、
やっとつかんだ自分を見つめる大切な時間、群れを求めない生
きかたもいいものである。