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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

青年期の発達課題は自我同一性の確立である(エリク・エリクソン)

2015年10月02日 | カウンセリング

 日本産業7カウンセラー協会講師渋谷武子先生の「若年層のキャリア事例検討」

を受講しました。

 今回もワーク主体の6時間でしたが 印象残ったコメントを書き出します。

 

*自我同一性とは、自分自身が独自の存在であるという自己意識と、社会での役割、

他者との連帯感、価値観の共有といった社会とのかかわりの意識を含んでおり、

「自己の存在証明」「自己価値」「自己統合性」「主体性」などと意訳されている。

 

*若年層の特徴と問題

(1)発達課題

 ・精神的不安定

 ・アイデンティティ

 ・親子関係

 ・対人関係

 ・心理的両面性

   素直であるが頑固

   元気があるが折れやすい

   自己過信と自己否定

   いい加減で、ときに慎重  他

 ・発達障害

 

(2)現実認識力の不足・未熟

 ・自己理解

 ・他者理解

 ・環境理解

 ・仕事理解

 ・情報収集と情報選別

 ・働くこと(職業意識の確立)

 

(3)企業が求めるもの

 ・社会人基礎力

   常識、マナー、倫理観

   経済産業省2005年

   ①前に踏み出す力

      主体性、働きかけ力、実行力

   ②考え抜く力

      課題発見力、計画力、創造力

   ③チームで働く力

      発信力、傾聴力、柔軟性

      状況把握力、規律性

      ストレスコントロール

 

*若年層への関わり

(1)面談の中で援助できるところとできないところをんはっきりさせる

   (面談目的の明確化)

(2)時には親代わり、兄・姉代わり

    モデリングも含む

(3)自立性、自律性を育てる、適度な距離感

(4)心理的な健康な部分を育てる援助

(5)モチベーション向上への援助

    時には勇気づけ(自己肯定感)

(6)危機介入

(7)必要な情報の提供と確認

(8)一人の人間として関わる(尊重)

 

*モチベーション

(1)動機づけの要因

  ①達成した満足感

  ②承認されること、みとめられること

  ③仕事の内容への興味

  ④責任をもたされること

  ⑤昇進の機会があること

  ⑥成長が感じられること

(2)衛生要因(動機づけにはならないが、不足するとモチベーションを下げる要因)

  ①上司、同僚、部下との人間関係

  ②作業条件

  ③賃金

  ④地位

  ⑤雇用の安定

   フレデリック・ハーツバーグ「動機づけ・衛生理論」

 

 

 

 

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