歳末戦突入直前!小売店の販売公式は売上高=客数✕客単価(一品単価×一人点数)だが今回の値上げラッシュで問題は客単価、一品単価はアップするものの点数ダウンが顕著なのだ。そこらを分析し作戦を立てアクションに繋げるのは至難の業と云える。
この窮地、これまでのような「良きに計らえ方式」では通用しない。売上と収益確保が至上命令なら客の支持率が不可欠なのは当然のこと、客離れや客減少が続けば店の存続どころか従業員の雇用も守れない。
小売業始めあらゆる客商売のオペレーションやプロモーションなど総てがこの公式の積を上げるためのもの、更には客数や客単価の上げ方を何通り熟知、実行しているかが重要だ。その答えを見つけるためにも最新のマーケティングやデモグラフィック、マーチャンダイジングを駆使する必要がある。目標必達のノウハウを磨き部下の力を結集するのが最前線の店長の役割、いよいよ技量が試されるところがきたようだ。