徳ちゃん繁昌リポート

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【笑売漫歩】警告!?ポイント乱倍合戦

2012年03月08日 | 出張先々
企業や店舗、通販サイトが発行するポイントカードは客にとっては貯める楽しみがあるものの、反面、財布には入りきれないほど溢れて、いっそのこと共通化して数枚に凝縮できればといつも思いますよね。そんな消費者に根付いたカードですが、発行する側の何とも呆れた情けない実態をお話しします。

昨今はポイントカードに頼り過ぎて本来の商いを忘れかけた店が増え続けているような?どうも自らの首を絞めつつある感は否めません。せいぜい月1~2回のポイントの2倍ぐらいなら客へのサービスということでわかりますが、最近は売上不振も手伝って安易なポイント乱倍合戦?が盛んに実施されるようになりました。3倍、5倍、10倍ポイントが当たり前、ひどい店では毎週3倍、月に数回の5倍、そして緊急売上策として10倍ポイントまで度々繰り出す始末、ポイントの通常日は閑古鳥の客という惨たんたる有り様です。本来は品揃え、品質、価格など商品力やメンテナンス、陳列など売場力、そして販促や応対などの販売力で勝負すべきところなのに何を考えてんでしょうかね!?ポイントカードはあくまでも集客手段に過ぎないのにどうも商品という主体を逸脱しているように思えるのですが?
社長や店長さんに訊ねると以前からやっていていつの間にかエスカレート!今では止められない状況とか?麻薬中毒のようだとはわかっているけど?乱倍合戦が当たり前になっているとのでした。

ポイントの発行額や交換率も把握しないままにこういったやり方続けるのも大きなリスクで、仮に客が一度に店に押し掛けポイント還元しようものなら商品は売れてもほとんど入金はなく資金不足で店は瞬く間に破綻するでしょうね。
以前に北九州で経営診断した某スーパーチェーンもその忠告を聞き入れずに結局は倒産してしまいました。この事例は資金繰りの悪循環に落ち込んだ最悪のシナリオでしたが、もしあなたの店も目先に惑わされてポイント乱倍合戦にはまっていたら急いで究極の対策を打つことをお勧めします。一時的に客離れを起こすとしても取り返しのつかない事態になる前にですよ!?指導現場からの警告でした。

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