ブラックフライデー バリケイト伊東 ブラックフライデーなる言葉を最近聞き始めた。アメリカでの小売店での大セールらしい。日本でも昨日の木曜日に一部の大手スーパーで始めた。企画の目的は消費を復活させたいという経済界の要請のようである。なにしろ、日本では節約志向が強く消費が伸びない。消費がGDPの60%を占めているのだから、消費が活発になって欲しいという思いは国家の命題でもある。さて売上はいかがなものか。ブラックフライデーなんて多くの日本人にはなじみがない。日本人にとって黒はネガティブなイメージだ。ブラック企業、ブラックマーケット、葬式、黒人という人種差別てきなイメージもある。 企画にとってネーミングは成功するか失敗するかの重大な要素である。アメリカを100%真似すればいいもんではない。日本には日本特有の文化があり、商習慣がある。日本に合ったネーミングがあるのではないか。 そもそも、なぜ消費が低調なのか。考えなければいけないであろう。医療、年金、介護などの社会保障は未整備、改悪では国民は将来不安で金をガンガンと使いたいとは思わないであろう。少しでも貯金しなければという思いのほうが強い。低消費の真の理由は日本人の不安心理にある。政府は社会保障を改悪せずに、安心できる社会保障を作るべきだ。
日馬富士問題 バリケイト伊東 今、日本で一番ホットな話題が日馬富士の暴力問題だ。特にテレビは朝から深夜までこの問題を放送している。兄弟ケンカみたいなもめ事を過大にとりあげてる。コメンテーターだ、相撲評論家だ、元関取だという連中がギャーギャーと大騒ぎしている。テレビ局にとっては、いいねただ。テレビ局にとって視聴率は経営を左右する大問題なのだから。たくさんの人がテレビを見ている。おいしいねただ。 視聴率が低いとはいえ、テレビが取り上げなければいけない話題は山程あるはずだ。世の中の不正義、不条理、政治の諸問題等をしっかり放送すべきではないか。放送するのは芸能人、ほれた、はれた、浮気した、朝から深夜までどこのラーメンうまいだ、カレーうまいだのグルメ番組のオンパレード。くだらない内容の番組が多すぎる。 テレビだけでなく日本のマスコミは権力に対しての批判力が近年低下している。権力に対してのゴマすりをやめてもう一度、ペンは武より強しの精神を思い出すべきだ。