東村のポジションが異次元過ぎるっ。もはやシンデレラのカボチャの馬車を出す善き魔女レベル。買収云々をそこまで突っ込まなかったから、持て余したようになっちゃったな。それでも爪痕残しにいく辺りにガッツは感じたけど。一通り自分の山場を終えた千秋と冬真はリラックスモード。二人とも夏向に相当甘い。夏向のツンデレのツンが相手の急所を刺しにくる殺し屋スタイルだから、『萌え』の発生がもう一つ。話し合った上で喧嘩になり、ちゃんとお別れしないまま当日になっちまったぐらいでよかった気はした。ともかく空港キスで全部清算しにかかった夏向っ。強引に締めに入った。イケメンのみに許されるパワープレイだったぜ。書き手が女子だから夏向に入れ込むのはやむを得ないが、主人公の美咲の主体性が最後まで状況に流されがちなのはしっかりせえよ、と思ったかなぁ。夏向のツンデレがもう少し上手く機能すれば美咲のコミカルな部分が生きたはず。やはりツンデレはツンとデレの塩梅が命。壁ドンも、相手の顔面に掌底を打ち込んだら普通に必殺技になっちゃうからね。