ちょこちょこやっていたので随分掛かりましたが先程クリアしました。エンドロールめちゃ長いですっ！ 内容はフーゴ戦のクライマックスくらいまでは特に洋ゲーをJRPGに落とし込むスタイルだったと思います。世界観もハードでしたがゲームとしてはかなり親切でした。映像表現が格段に上がったのでバトルも状況描写もドラマパートも、出来なかった表現がスッとできてる印象でした。ほぼ１人しか操作できないのと、アビリティーが１体に付き２つしか装備できないこと、不足気味なAP、後半ほぼモブ敵の種類のパターンが尽きてしまうところ、やはり後半になると通常攻撃の効果が薄くなってしまうのは少し気になりました。あとは『黒』と『エーテル溜まり』の設定の重複と、具体的な解決法が『汚水は濾せる』以外は明言されなかったからエンドロール後の未来の描写が入るまで漠然とした希望でみんな動いてる印象はあった気はしました。世界観がハードだから余計にそれで大丈夫？ というのが。サブクエストは表現の向上で解像度が上がったからドラマパートが入るとちょっと長くなったりシュールになってしまうこともあったように思います。印象的なエピもありましたが。過渡期というか、次のナンバリングに期待できそうな意欲的な力作でした。終わらないファンタジーなゲーム造りをまだまだ勤しんでほしいですね。「このシリーズ、歌舞伎みたいになってきてるな」と未来人が呆れるくらいにね！
