羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん

2016-05-23 18:12:31 | 日記
 金貸しに絡まれ、困ってしまった常子達。翌朝、訪ねてきた星野から歯みがき粉は紙に包まれたままだと使い過ぎてしまうから容器を改良してはどうかと提案してきた。「容器を工夫したって」と鞠子は悲観したが、美子が星野が標本の押し花に絵具で色付けしているのを見付けると、常子は「ん? 絵具?」何か思い付いたようだった。
 森田屋一同にも相談すると宗吉達は憤慨した。これに常子は「心配は無用です」と金貸しには従来の紙包装品を渡し、自分達は絵具のチューブに入った品を販売すると言い出した。「一つ屋根の下に暮らしてんだ。知らんぷりもできねぇだろう」宗吉はそう応え、森田屋一同の全面協力の元、二種類の包装の歯みがき粉作りは始まった。
 期日までになんとか二種類の包装の歯みがき粉はできた。チューブ入りの物は隠し、鉄郎の借金を完済できるだけの歯みがき粉を差し出す常子と鞠子。金貸し二人は一応納得したが「いい匂いだな」金貸しの一人が厨房に入りだした。慌てる常子達。「大将! うめぇな」と玉子焼きを誉められると「大将、美味しいですって」誰もいない店の奥に呼び掛けてとぼける宗吉。しかし「何じゃこりゃ?」迂闊にも空の鍋の中に隠していたチューブ入り歯みがき粉は発見されてしまった。
 激怒して凄む金貸しに、宗吉と長谷川も震え上がり「これから毎週(チューブ入りを)取りに来るぞ?!」と脅す金貸しに常子と鞠子も震え上がった。そこへ滝子が青柳の男達を引き連れ現れた。「深川と喧嘩する覚悟があるってんなら受けて立つよっ!!」啖呵を切る滝子に金貸しは恐れをなして退散していった。「何やってんだいっ」親身に心配する滝子に頭を下げる常子達。一件落着となったが、パンっ! 歯みがき粉チューブが次々と破裂しだした。「え? え?」戸惑う常子。一同が騒ぐ中、チューブは容赦なく破裂し続けるのだった。
・・・見付けて下さいという隠し場所っ! 

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