江の島岩屋。
江の島岩屋は波によって削られて形成された洞窟で、弁財天侵攻及び江島神社発祥の地とされています。弘法大師や日蓮聖人、源頼朝など多くの高僧や武将が岩屋を訪れて、祈願のため、岩屋に籠もったといわれています。・・現在の岩屋は奥行き152mの第一岩屋と56mの第二岩屋に分かれており、第一岩屋は富士山の氷穴につながっていると伝わるなど、数々の伝説が存在する洞窟です。
ロウソクの炎に照らし出された石像や岩壁が神秘の世界に誘ってくれます。
入口でろうそくの火を渡され、片手にろうそくを持って歩いて行きます。ひんやりとしています。途中、頭上が低いところや足もとには水が。
光の加減で、うまく写真を撮ることが出来ませんでした。
与謝野晶子歌碑。
沖つ風 吹けば またたく蝋の灯に 志づく散るなり 江の島の洞
・・・歌集『青海波』(明治45年1月刊行)にあるこの歌は、明治44年7月に詠まれました。それから90年余り、蝋の火は今なお灯され、岩屋を訪れる人の足許を照らしております。
この洞窟は、昔から富士山の麓にある鳴沢氷穴に続いているといわれています。
日蓮聖人の寝姿石。
最奥。
左の道を進むと、
海が正面に。
晴れていれば、遠くに富士山が見える?
7月7日、訪れたときのようす。
七夕飾りに短冊がいっぱい。
いったん外に。第二岩屋に向かいます。
ここから目下の水面を見ると、亀の姿を下石を見ることができます。波に洗われている姿に大きな亀が竜宮城へと帰って行くかのように見えます。この「亀石」は、対岸の片瀬地区にある中村石材の先代、中村亀太郎氏がノミをふるったものであると云われています。※満潮の時は、水面下に沈んでしまい見えないことがあります。
第二岩屋。
手元はろうそくで暗いし、足許は濡れているし、奇妙な音がしてくるし、独特の雰囲気。龍神が祀られているようですが。・・・
臆病者の小生。写真も撮らずに退散しました。せめて龍神の写真を拝借。
(「」より)
こうして第二岩屋を出ます。