街並みを過ぎると、田園風景が広がります。
田んぼの向こうは住宅地。
「海士有木(あまありき)駅」。
海士(あま)と有木(ありき)が一つになって、この地名がつきました。海士は、その昔漁夫(海人)の集落、有木のほうは附近に有木城(蟻木城とも書く。現在の泰安寺)があったため、その名がついたと云われております。(「小湊鉄道」HPより)
駅名で読み方が難しいものが出てきます。「飯給」=いたぶ、「馬立」=うまたて。
いすみ鉄道では、「上総東」=かずさあずま、「大多喜」=おおたき、「小谷松」=こやまつ、「総元」=ふさもと。・・・
「いすみ」も漢字で書くと、「夷隅」。千葉県には「匝瑳=そうさ」という地名もあります。他にも、・・・。
単線。けっこう揺れるので、座席を立って撮影するもの大変。
ここは、早場米の産地らしく、すでに稲が黄色くなりつつあります。8月に入れば、収穫の時期。
素朴な駅舎。車掌さんがホームで切符の回収。
「馬立=うまたて」。
馬立という名の由来は、鎌倉時代の頃、この附近で馬のセリが行われたという説と、馬の集結場があったという説があります。
車内風景。のんびりと旅を楽しむ。
?!?!
旅行バッグがたくさん埋め込まれた壁? はたして・・・
田園地帯が広がる。
「上総鶴舞」。
昭和33年1月1日に鶴舞町駅より現在の上総鶴舞駅に改称されました。鶴舞町は井上正直氏(6万石)の城下町で、桜の名所でもあります。平成10年10月14日に「関東の駅百選」に認定され、テレビドラマ、雑誌のグラビアなどの撮影に使われております。駅の裏には電気を駅舎などへ供給した発電所が残され、その記念碑もあります。2018年に藤本壮介氏設計の新しいトイレが完成しました。
(「Wikipedia」より)
この駅は『相棒』などドラマのロケ地として有名なようです。
里見(さとみ)。
里山トロッコの停車時には、ホームの特設屋台でおもてなし!
喜動房倶楽部が営業している土日は、トロッコ列車が運行していることが多い日でもあります。トロッコ列車が里見駅に到着すると10分ほど停車しますが、その時間はホームに屋台を出してみんなでお迎えしています。焼き豚弁当やおにぎり、昔懐かしいプラボトル入りのお茶など、お腹をすかせた乗客のみなさんには大変ご好評いただいています。ここでもその季節でしか味わえない地元グルメに出会えるかも! ぜひ何度もいらしていろいろ味わってください!
喜動房倶楽部のこと
以前、廃線の話が持ち上がった際に地元有志が立ち上がり、駅周辺をキレイに整備。元々無人駅だった里見駅構内を借りて改札口からコーヒーを提供するといった活動をしていたのが私たち「喜動房倶楽部(きどぼうくらぶ)」の始まりです。
それから15年以上の時間をかけて少しずつお店が拡大。だんだんと人も集まるようになり、今では小湊鉄道の協力を得て駅舎の横に厨房や直売所の建物もできたことでさらににぎわいを増しています。これからも里見駅周辺がもっと元気になっていくように頑張りますので、応援よろしくお願いします!