東武日光線「柳生駅」。
当駅所在地の地名から命名されています。
穀倉地帯であるこの地域は、渡良瀬川をはじめ谷田川、合の川等多くの川が流れており、川の氾濫でたびたび水害を引き起こしていました。
そこで地域住民は水害対策の一環として、堤に根張りの良いといわれる柳の木をたくさん植えて、水害から守ったそうです。
そんなところから「柳生」という地名が生まれました。
足尾鉱毒によって全村が廃村になった「谷中村」跡を訪ねました。広大な渡良瀬遊水池になっています。
10月6日(金)快晴・強風。
たわわに実るクリの木。
田舎からゆで栗をたくさん貰い、一家で美味しく食べたばかりです。
踏切で待っていると、「特急スペーシアX」が通過。
孫がもう乗りたがって乗りたがって、近々一緒に出かける予定です。 最新型の特急。
渡良瀬遊水池に行く前に「三県境」地点へ。
柳生駅から歩いてわずかなところに位置します。向かって左が埼玉県、正面が群馬県、手前が栃木県。この地も、かつての谷中村の一部でした。
三県境は栃木県栃木市・群馬県板倉町・埼玉県加須市(北川辺地域)にまたがり、道の駅きたかわべの南東方向約500メートルの水田にある行政界です。
三県境は以前、渡良瀬川の中に位置していましたが、明治時代から大正時代にかけての渡良瀬川の改修工事により、現在の河道に変わり、現在の水路の位置となりました。平成28年1月から3月にかけて、2市1町(栃木市・板倉町・加須市)を代表して栃木市により、測量が実施されました。その結果、三方向からの水路の交点から、以前、入れられたと思われるコンクリート製の杭が見つかり、その点が三県境と確認されました。
「歴史的農業環境閲覧システム」によれば、
現在のようす。〇が「三県境」。
1880年代のようす。渡良瀬川の中に三県境が存在。
群馬県(旧上野国)側。
埼玉県(旧武蔵国)側。
栃木県(旧下野国)側。
「三県境」遠景。
渡良瀬遊水池へ向かいます。
土手から振り返る。