おやじのつぶやき2

「おやじのつぶやき」続編。街道歩きや川歩き、散歩がてらの写真付きでお届けします。

ローカル私鉄の旅。38。「わたらせ渓谷鐵道」。その3。

2023-09-24 13:28:18 | ローカル鉄道

車窓から。黒保根(くろほね)大橋。

「水沼(みずぬま)」。

全国的にも珍しい、駅構内に温泉のある駅として知られ、上りホームに隣接して水沼駅温泉センター「すっぴん美人の湯」が併設されています(休業中)。渡良瀬川を望む「かっぱ風呂(露天風呂)」からの眺めは絶景です。
駅近くには、「森と水のビレッジ スミテラス水沼」がオープン。BBQやパンケーキなどのブランチが楽しめる新名所です。 また、山麓にはさわやかな気候の花見ヶ原キャンプ場や利平茶屋森林公園があり、夏期は多くの人々で賑わいます。常鑑寺、医光寺、古路瀬渓谷などの数々の名所・旧跡があります。
1997(平成9)年には「関東の駅百選」に選定されました。

             自販機。

のんびりと列車の旅。

         

小さな集落に。

                  

「花輪(はなわ)」。

渡良瀬川が中心に流れるみどり市東町は、江戸時代に足尾の粗銅を運ぶあかがね街道の宿場町として栄えました。当時の銅蔵や古文書が今も残っています。
1865(慶応元)年10月12日、花輪に生まれた石原和三郎は、だれもが歌ったことのある童謡「うさぎとかめ」「金太郎」の作詞者です。童謡の父として称される石原和三郎の出身地であることにちなみ、駅のホームにはうさぎとかめの石像が設置されています。また、列車の発着時には「うさぎとかめ」のメロディーが流れ、訪れる観光客を出迎えます。
駅近くの旧花輪小学校は、日本鋼管の創立者である今泉嘉一郎の寄付により建てられたものです。1931(昭和6)年に建てられた木造の校舎が今も残り、登録有形文化財に指定されています。校庭には和三郎の功績をたたえる歌碑もあります。

童謡『うさぎとかめ』。

もしもし かめよ かめさんよ
せかいのうちで おまえほど
あゆみの のろい ものはない
どうして そんなに のろいのか 

なんと おっしゃる うさぎさん
そんなら おまえと かけくらべ
むこうの おやまの ふもとまで
どちらが さきに かけつくか

どんなに かめが いそいでも
どうせ ばんまで かかるだろ
ここらで ちょっと 一ねむり
グーグーグーグー グーグーグー

これは ねすぎた しくじった
ピョンピョンピョンピョン
ピョンピョンピョン
あんまりおそい うさぎさん
さっきのじまんは どうしたの

※1901年(明治34年)に『幼年唱歌 二編上巻』上で発表された。

『金太郎』

まさかりかついで きんたろう
くまにまたがり おうまのけいこ
ハイ シィ ドウ ドウ ハイ ドウ ドウ
ハイ シィ ドウ ドウ ハイ ドウ ドウ

あしがらやまの やまおくで
けだものあつめて すもうのけいこ
ハッケヨイヨイ ノコッタ
ハッケヨイヨイ ノコッタ

※1900年(明治33年)『幼年唱歌』に掲載された。

              史跡案内板。

「中野」。

わたらせ渓谷鐵道の開業と同時にできた駅です。 小夜戸(さやど)地区の入口にあたる場所に、地元からの請願駅として開業しました。 ゆるやかな曲線上にプラットホームのみが設置されたのどかな無人駅です。ホームの先には100mほど続く桜並木があり、春は乗客の目を楽しませてくれます。

             

紅葉には、まだまだ。  

                   次第に山間部へ。


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