先月の「女子浴衣会」で帯結びを 吉弥結び にしていました
「女子浴衣会」の時はこちらの浴衣と帯ではなかったですが…
貝の口のように厚みが無い為 椅子に腰かけても崩れることがないですし
人が多いところでも引っ掛かったりする事がないので、とても便利な帯結びです
そして、ちょっと粋な感じかしら… とか思いまして…
こちらの結びを「吉弥結び」と思っていましたが
江戸時代の着物の本を見ていましたら ↓こちらの結びを「吉弥結び」と説明されていました
浮世絵師 菱川師宣の見返り美人図
歩みをふと止めて、振り返る女性。菊と桜の丸模様の小袖に、吉弥結びの帯が印象的だ。
美人画には流行の最先端ファッションが描かれたことから、歌舞伎から出た吉弥結びの
人気の高さがうかがえる。
と説明がされています
上の写真の吉弥結びとはイメージが違うのですが… どうなのでしょう…
上の写真は引き抜きで結んでいますので、タレがまっすぐ下になっています
しかし、同じ様な結びの やの字(この結びも 吉弥結び と呼ぶようです) の場合ですと
タレは斜めになります
その やの字(吉弥結び)の結びのまま 羽根になる部分をぐっと締めると
見返り美人 の様な 吉弥結び になりますが…
330年ほども前に誕生した 吉弥結び と現在の 吉弥結び が同じかどうかはわかりませんよね
結び方が変わったのか、違う結びが現在 吉弥結び と呼ばれるようになったのか…
追求をして白黒をはっきりさせなくてもよい事もあるのでしょうから…
東京国立博物館のブログに「見返り美人」の説明があります
きもの着付け 葛飾教室
いそいそきもの
http://isoisokimono.com/