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長引いた風邪に用いる処方で「風邪の中期・後期」に使われます
熱は下がったけど、まだ芯熱が残っている感じとか
うっすら汗をかく、寝汗をかく、食欲が無い、胃腸の働きが弱ってる
軟便、下痢などなど、そういった症状の一つでも感じて
風邪の治りが今ひとつで、全体的に体が弱った感じの時、お試しください
自律神経系に作用する生薬が入っていますし、身体を温める処方ですので、
ノロウィルスのような吐き気や下痢を伴う風邪にも多少効果があります
柴胡桂枝湯は医療用でも出してもらえる処方ですので
お医者さんに相談してもいいですね
葛根湯や銀翹散(ぎんぎょうさん)のように
一包で治る処方ではないので2-3日飲んでも大丈夫です
もちろん味を見ることが大事で、甘ければ効きます
甘く感じるうちは1日2回か3回、食前又は空腹時に服用してください
飲み忘れたら食後でも大丈夫ですが、すきっ腹の方が効き目はいいようです
ただ2-3日飲んでも症状に変化が無かったり、悪化する場合は
処方が合っていないので漢方医や薬剤師に相談してください
葛根湯と銀翹散は1包で効くので、もし1包飲んで効かなかったら
それ以上飲んでも効きません
あとは自分自身の力でウィルスの抗体が出来るのを待つのみ
安静にしていればだいたい5日位で治ってきます
私のように…(笑)
だるさとか微熱以外に症状が無い時は
柴胡桂枝湯の力を借りてもいいと思います
ところで「風邪の初期」と言うと、ほとんどの方が
「発熱してすぐ」とか「鼻水が出始めた頃」と思われていますが
漢方ではそれはもう「風邪の中期」
漢方の「風邪の初期」とは
「風邪を引きそうだけどまだ熱、鼻水、咳などの症状が出ていない状態」のことで
見た目は健康な状態と変わりません
それは「ゾクゾクとする寒気」又は「喉の乾燥感、違和感」のことを指します
そして「ゾクゾクとする寒気」には葛根湯
「喉の乾燥感、違和感」には銀翹散となります
ところで葛根湯も銀翹散も抵抗力がしっかりある人の
その抵抗力を活性化させる処方なので
抵抗力の落ちている人や抵抗力の無い人
つまり体力が弱っている人や虚弱な人には効きません
1回飲んで効かなかったら、もう効かない、とお考えください
ということで、お間違え無く無く、そして漢方の服用はお早めに
ノロウィルスに効果がある漢方薬