なんだか私の言いたいことがうまく伝わっていないので
再々投稿します
昨日の朝日新聞ちば東葛版
先日
東葛6市で千葉県に要望した放射線量の測定が始まりましたね
ただどんな数値が出ても、どんな解決策を出しても
安心しない人は安心しないでしょうね
ということで、放射線化学の教授にお話を伺ってきました
で、結論はというと…
「現在の東葛地域の放射線量は、
大人も子供も、全く問題の無いレベルなので
それを365日、24時間浴びたとしても
結果として年間の合計が20ミリシーベルトになったとしても
健康にはなんの影響も与えない」ということです
問題だ、というのは「発ガン率が上がる」ということなんでしょうが
マウスを使った実験で、
毎時2ミリシーベルト(マイクロシーベルトの1000倍)を400日以上照射しても
発ガン率は大きく変わらなかったそうで
これを人間に換算し、精査しても問題ない結果になるというのです
先生曰く、そもそもガンが出来るメカニズムは、
身体にある防御機能が損傷を受け、その損傷を受けた防御機能が
ある数以上になったら時に、初めてガンが出来るんだそうです
そして損傷を受けた防御機能の数は長い年月の中で増えていくもので
かつ損傷を受けた防御機能自身が増殖するわけではないので
仮に今、数個の防御機能が損傷しても
その後の人生の生活の中で、発ガンリスクを避ければ
ガンにはならないと言うのです
教授のみなさん方は、東葛地域の放射線量が高いことをご存知でしたが
数値を見て、全然心配しなくていいし、土壌の除去なども不要、とのこと
発ガン率に変化が出るのは毎時数十ミリシーベルト以上なので
その1000分の1のマイクロシーベルトレベルで騒ぐ必要は無いということなのです
つまり毎時0.数マイクロシーベルトとか
1マイクロシーベルトの放射線を浴びても発ガン率がゼロなので
可能性ゼロの放射線を24時間、365日浴びても
ガンになる可能性はゼロ、ということなのです
さらに10歳以下の子供は、免疫機能の活性が高く
放射線に対して、大人より早く抵抗力がつくため、心配しなくていいとのこと
(はしかや水疱瘡が、大人より子供の方が軽く済むと同じ原理かな)
だから仮に、万が一にでも今の線量で発ガン率が上がったとしても
(先生方はそんなことはありえないと言ってましたが)
それは非常に微々たるものなので、その後の人生で
タバコや紫外線、食生活、生活習慣などに気をつけるようにすれば
いくらでもガンにならないよう予防することが出来る、というのです
更にテレビに出演する、いわゆる専門家に対しても怒っていて
「あの人たちは専門家じゃないよ」と言って
放射線の工学的な知識は持っていても
ちゃんとした生物学的な放射線の知識は少なく
聞き集めたデータを、センセーショナルに
テレビや雑誌で煽っているだけだ、と言っていました
その教授は私より年上で、つまり40年以上も放射線生物学に関わっているので
特にそう思うんでしょうね
本当の専門家は、遺伝子学的に細胞学的に、実験し研究していて
広島や長崎での原爆の人的なデータなども、当然詳しく集めているそうで
そういう専門家はみな、今回の放射線量に関しては
大きな問題は無いと見ているそうです
ただ、お子さんを持つ親御さんの不安な気持ちはわかるので
正しい知識を持って、正しく怖がって欲しいと言われました
ということで、色々お話を聞いて安心しました
落ち着くためにどうしたらいいかといえば
やっぱり啓蒙活動なんでしょうね
多く人たちが放射線に対して正しい知識を持って、正しく行動できるよう
国や県や市には頑張って欲しいなと思いました
放射線に対する人間の免疫機能
低線量γ(ガンマ)線による免疫機能の活性化
「低線量被ばくとがんの生物学」