今月に入って初めての休日
でも午後は予定があるんだけどね(笑)
ということで、溜まった新聞、読んでます
そんな中、6月12日の日本経済新聞のコラム
中外時評「『正しく恐れる』むずかしさ」の中の
佐藤卓己京都大准教授(メディア史)文言が目に留まりました
「国の国民への情報提供は、がんの告知に似ているのではないか」
つまり
「正しい情報が必ずしも正しい行動を導くとは言えない
国民がパニックを起こすような情報を出すべきなのか
それは結果を見ないとわからない面がある」というのです
これに対して、コラムの論説委員は
「しかし、隠していた情報が後に明るみに出た場合
国民は配慮に感謝するより、騙されたという思いを抱くだろう
そしてこの3ヶ月、そうした思いが募っていったのではないか
その不安を埋めるのが風評であり、
『疑わしきは恐れる』という心理ではないか」
と述べています
そして「『正しく恐れる』ために肝心なのは徹底した情報開示であり
情報を提供した時に国民の間に混乱を起こさない仕組みづくりである」
と結んでいます
確かにそうだなぁ、と思います
正しい情報開示はとても大事

でもそれと同時に、情報を受ける国民には
正しく受け入れるための知識が無ければ駄目だということですよね
今回の場合はともかく、
多くの人が何の知識も無いまま放射線問題が起き
政府の人間達も知識の無いまま対処したため
全てが後手後手に進んだ感があるから
国民の不信を買っているんだと思います
でも正しい知識といっても、やはり専門家以外はチンプンカンプン
また放射線の専門家と言っても、
物理学的な見地と、生物学的な見地では
知識の分野も、知識の度合いも全然違うから
国民の本当に知りたい情報を充分満たしているとは言えないんですよね
だって、不安でいっぱいの市民が知りたいのは
放射線物質がどうやって降り注いだ、とか
チェルノブイリがどうだった、とかじゃなくて
今の放射線量がどのような影響があるか、とか
この先どのようになっていくか?どう生活したらイイか
という、今と未来の自分と子供達のことなんですよね
やはり、正しく国民が理解するためには教育が大事、
と言うことなんだと思います
ということで、流山市では情報提供の場を設けてくれるそうで
講演会を開催してくれるようです
正しく知ろう。放射線に関する基礎知識 放射線基礎講座
こちらは、また別の記事で紹介したいと思いますが
是非多くの方に参加してもらい
放射線に対する知識を深めて欲しいと思います