2月1日、秋田県仙北市の玉川温泉で雪崩が起き
テントの中で岩盤浴をしていた方達が3人も亡くなられたそうですね
場所は宿から徒歩で15分ほど離れた所で
記事によると、現場は朝から地吹雪だったとか
被害に遭った三人は1月下旬から当地を訪れ、1週間の滞在予定だったそうです
普通長期の滞在なら、そんな吹雪の中、わざわざ行かないと思うのですが
どうしても行って病気を治したい、という思いがあったのだと思います
実は玉川温泉は、癌に効果があると言われ
年間30万人も訪れる非常に有名な温泉なのです
その理由は高い放射線量
玉川温泉は「北投石」から放射される高い放射線により免疫力が上がると言われ
つまりいわゆるホルミシス効果がある温泉として有名なんですよね
玉川温泉で放射線量を計測したら
亡くなった方の一人は癌を患っていたと聞いています
その治療をしたくて玉川温泉に行かれたんでしょうね
毎日続けて湯治をした方がいいと言われているので
吹雪でも中止しようとは思わなかったんだと思います
こんな話を聞くと、低線量の放射線が人体に与える影響を
もっともっと研究するべきだと思うんですよね
だって本当に効果があるなら、わざわざ雪深い山奥にまで治療に行かなくても
例えば都会に放射線発生装置を造り、それを使って定期的に治療すれば治る
というようになるわけで、癌患者さんだって大きな負担無しに治療が出来ますもの
そんな世の中になって欲しいな
それにしても、テレビも新聞も、
雪崩のことは記事にするけど、放射線のことは全く触れず
「玉川温泉は”強酸性の湯”と”岩盤浴”で有名」としか伝えていませんね
ん・・・なんなんだろう、この偏った報道
こういった報道を見るたびに思うのは広島や長崎の原爆のこと
1945年に広島・長崎に原爆が落とされた後、テレビも新聞も
原爆で亡くなった人やその後の病気で苦しんだ人のことばかり報道していました
だから私は、広島や長崎の人たちは、みんな
亡くなったか、病気の人ばかりだと思って育ちました
その後、広島で多くの人が元気に暮らしているわかっても
それは広島以外から移住してきた人なんだろうと思っていました
それが最近になって、原爆投下の翌日から、すでに現地の人達は自宅に戻り
高放射線量の中でも普通に暮らし、
被曝したり、火傷を負った人も、その後は元気になり
普通に成長し、結婚し、普通の子を産んで
普通に暮らしているとわかり、びっくりしたんですよね
『え゛~!私が小さい頃に聞いてた話と違うじゃん!』てね
そんな事実を知ってみると
国民や市民に本当のことを知らせるのが報道の使命だ、と思っていたけど
新聞やテレビはある目的を持って恣意的に報道できるわけで
なんというか、私達は、新聞やテレビを信じすぎていたのかもしれませんね
今、こうやって福島原発の報道を見ていると
『あぁ、あの時の原爆も、今と同じように、
センセーショナルなことしか報道されていなかったのかもしれない』
と思うようになりました
確かに、原爆反対の姿勢を国として訴えるためには
元気でいる人より、亡くなった人や病気になった人など
いかに多くの人が苦しんでいるかを記事にした方がいいわけで
結果としてそういう考え方に、まんまと乗せられちゃったということなのかな
そうやって考えると、やはり私たちは
きちんとした事実を追求するべきで
多方面から正しい情報を収集していかなければいけないなと思いました
はぁ、頑張って行こう