若年性認知症のご主人を10年以上介護してきた奥さんのルポがある月刊誌にのっていた。
これまで何が一番大変だったかの問いに対して、奥さんは、成年後見制度と即答だった。
銀行から勧められて申請したが、身上監護だけしか認められず財産管理は第三者の司法書士となった。
本人名義のお金などはすべて凍結、信託預けとなり、振り込まれるのは15万円のみ。57歳の働き盛りの発症なので娘4人はまだ学生。司法書士がなにかサポートしてくれるかといったら、「とんでもない!家族で外食に行けば、食事代は割り勘にしろ、預金から払うのは本人分だけ、夫がドアを壊したら修理代は「家族で割り勘で支払え」とか、あまりに理不尽なことばかり言う。3か月で24万円も支払わなきゃいけない。状況を詳細につづって後見人の変更を申し出たら、さすがに事情を察したのか、財産管理もできることになったが、通帳から生活費まですべてを管理されているのは同じ」とのこと。
成年後見人をしている者からしたら当たり前なのだが…
だが。しかし。
多少貢献度が加味されることになったとはいえ、後見報酬は本人の財産額で決まる。
資産を守る制度であるから、資産のない人、特に生活保護が受けられない程度の人の後見人のなり手はいない。半ば強制的に「お願い」されるということに…
この奥さんのケースだと家族信託がいいのでは、と思うが、成年後見制度が全然ふるわないから、じゃあ家族信託が断然いいじゃんかとは言えない。
介護の社会化のスローガンのもと、介護保険の利用はうなぎのぼりだが、今現在この奥さんはデイサービスやショートステイを利用していない。理由はもちろんある。
ただ、このやり方は我が家だからできた。他の人ができるかどうかはわからない。認知症の人が100人いれば100通りのやり方がある。奥さんはこのように言っている。
私はお金のことも同じと思う。
この家族に成年後見は適していなかった。
でも成年後見制度じゃないと家族に骨の髄までしゃぶり尽くされる人もいる。
それでも成年後見報酬には違和感が大きい。
家族の落とし穴としては、「その働きでその金額持ってきますか?」ってなとこだと思う。
家族でもないのにわちゃわちゃうるさい人もいるが…
これまで何が一番大変だったかの問いに対して、奥さんは、成年後見制度と即答だった。
銀行から勧められて申請したが、身上監護だけしか認められず財産管理は第三者の司法書士となった。
本人名義のお金などはすべて凍結、信託預けとなり、振り込まれるのは15万円のみ。57歳の働き盛りの発症なので娘4人はまだ学生。司法書士がなにかサポートしてくれるかといったら、「とんでもない!家族で外食に行けば、食事代は割り勘にしろ、預金から払うのは本人分だけ、夫がドアを壊したら修理代は「家族で割り勘で支払え」とか、あまりに理不尽なことばかり言う。3か月で24万円も支払わなきゃいけない。状況を詳細につづって後見人の変更を申し出たら、さすがに事情を察したのか、財産管理もできることになったが、通帳から生活費まですべてを管理されているのは同じ」とのこと。
成年後見人をしている者からしたら当たり前なのだが…
だが。しかし。
多少貢献度が加味されることになったとはいえ、後見報酬は本人の財産額で決まる。
資産を守る制度であるから、資産のない人、特に生活保護が受けられない程度の人の後見人のなり手はいない。半ば強制的に「お願い」されるということに…
この奥さんのケースだと家族信託がいいのでは、と思うが、成年後見制度が全然ふるわないから、じゃあ家族信託が断然いいじゃんかとは言えない。
介護の社会化のスローガンのもと、介護保険の利用はうなぎのぼりだが、今現在この奥さんはデイサービスやショートステイを利用していない。理由はもちろんある。
ただ、このやり方は我が家だからできた。他の人ができるかどうかはわからない。認知症の人が100人いれば100通りのやり方がある。奥さんはこのように言っている。
私はお金のことも同じと思う。
この家族に成年後見は適していなかった。
でも成年後見制度じゃないと家族に骨の髄までしゃぶり尽くされる人もいる。
それでも成年後見報酬には違和感が大きい。
家族の落とし穴としては、「その働きでその金額持ってきますか?」ってなとこだと思う。
家族でもないのにわちゃわちゃうるさい人もいるが…