介護現場は「外国人」技能実習制度どころではないはず

2015年01月26日 | 日記
製造業などに限定されている「外国人技能実習制度」の対象職種に介護を追加するって…

なんでフロントドアを開けないで、サイドドアばかりで済まそうとするんだろう。

外国人技能実習制度の建前は国際貢献だけど、実際は安価に人手不足を解消するのが目的なのに、介護にまでそれをひろげるのか?

介護現場にどんな実習を期待しているんだろうか?日本語がちゃーんと通じるはずの日本人どうしでさえ、意思疎通ができてなくてどの職場も崩壊しているのに、そんなとこでどうやって外国人の技能実習ができるんだろ?

職にあぶれた人にタダで訓練を受けさせて、学校まで通わせて、生活まで面倒みてやって、その人たちは介護の仕事を続けていますか?

ちょっと景気が上向いたら他の仕事にすぐ変わっちゃったんじゃないの?

外国人だって同じだよ。日本語がうまくなったら介護なんてやらないよ。日本人が嫌がる仕事はどこの国の人間だって嫌だよ。カネがないからしかたなくやるだけで、他の仕事の方がカネがもらえるんならそっちをやるよ。

それに

くどいようだが日本の介護現場には、外国人どころか自国の人間に教えるノウハウさえもないよ。

介護報酬が低いから低い賃金しか払えない、だから離職率が高いのは仕方がない。

9割以上の介護事業所がそう思ってるんだろうね。

自分の経営手腕がまずいとは夢にも思わないんだろうね

だから業種替えもしないし…

外国人技能実習制度で「うちのノウハウをみっちり教えてやろう」「外国人から学べるものはなんだって学んでやろう」「自国に帰ったら日本人専門の老人ホームをやれるくらいに教育してやるぞ」「うちのボンクラ職員のいい刺激になるぞ」と考える経営者いますかね?

日本語能力ばっかりガタガタ言うが、外国語オンチの日本人がそんなこと言ってるのはおかしいよ。それに、日本語能力っていうんなら、せめて介護事業所は国語の採用試験を実施しなきゃ。

介護記録やその他の書類を監査前に確認して頭を抱えている管理職が日本全国いたるところにいるはずだぞ!

外国人どころじゃないだろ!

厚労省は恐るべき真実を知らなすぎるよ
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衣食足りてなお虚しいという不幸

2015年01月24日 | 日記
人生の四季は突然にその変わり目を見せるから、誰もがいささか浮き足立つ。

そこで

冬がついに来たな、これから苦労するなと思ったら、冬瓜帆立丼を食べながら、落ち着いて次のことを考えてもらいたい。

不意の逆風程度で浮き足立つな。

マンネリというやつに苛まれはじめると、たとえ裕福であろうが、健康であろうが心の視界がぼやけ始める。

感じる力が麻痺しだし、日々は徐々に色褪せていく。

逆境など比較にならないほどの人生最強の敵、虚無。

虚無を引き寄せるのは感受性のマンネリ化。

見落としていたものを新たに見てやろうとする集中力と、何を見落としていたのか自分に起きた鈍化を見極め、捉えなおす一種の克己心が必要
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力強いこれらの言葉はどんぶり君のものである。

たかがどんぶり茶碗になにがわかるか、と思うなかれ。

ごはん茶碗に比べ品は劣るが、包容力がある。

どんぶり茶碗に言われなくたって、そんなことみんな知ってるだろ、と思うかもしれないが意外に知られていないのではないかと心配になっている…

ちょっとしたつまずきで人生の舞台から降りてしまったり、目標を達成して思い通りに人生が進んでいるはずの人が、絶望的な虚無感に襲われたりしていないだろうか。

衣食足りて礼節を知る、という言葉があるが、衣食足りて希望も満たされそれでもなお生きる意味がわからない、希望がないという人が多いように思う。はっきり口に出して言わなくても、生き方、生活の状態がそうなっている。

イスラム国には元々のイスラム教徒だけではなく、欧米の若者や日本の若者も参加しているようだが、彼らがあえてあのような組織に身を投じるのは、なにかしかを渇望しているのだと思う。愚かであるとか、イスラムは危ないとかいって敵対して大騒ぎをするよりも、自国の若者がなぜそこへ行くのかを真剣に考えるべきではないか。

過激な組織に入るのも、安全な自国で虚無的に生きるのも、本来の使命を果たしていないと言う意味において同じではないのか。

一生を虚しく過ごして、万感悔ゆることなかれ、である。

危険な紛争地帯に行く人たちを、身勝手だ、国益(ってなんですか?と思いますが)を損ねたなどと非難している人がいますが、おじさんおばさんたちもその昔、左翼だ右翼だ安保だべ平連だと浮かれて騒いでましたよね。すっかり卒業して高度経済成長に乗っかって安定してそこにしがみついていますよね。

外国でなんかやりたいって人を非難するヒマあったら、そんな人たちに対抗して今いるその場所でなんかしてくださいよね。何していいかわかんないって?

隣の人に話しかけてみてください


どんぶり君になりすましているのは、明川哲也という人です。その昔、叫ぶ詩人の会とい  うバンドをやっていたドリアン助川さんです。
  『なやむ前のどんぶり君』という本です。
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イスラム国ってどんな国?

2015年01月23日 | 日記
タリバンってなんだったっけ?

イスラム国騒ぎで忘れ去られているが、かつて恐ろしいテロ組織として世界中から敵視されていたような…

2008年にイギリス国防省の文化顧問としてアフガニスタン南部のヘルマンド州に派遣されていたマーク・マーティン氏の著書『An Intimate War -An Oral History of the Hermand Conflict(私的な戦争 ヘルマンド紛争の聞き書き記録)』が波紋を呼んでいるそうです。

イギリス国防省は、マーティン氏の著書が国家秘密保護法に違反している可能性があると主張していたそうですが、マーティン氏が本のどの部分が具体的に機密文書に当たるのか指摘してほしいと問い合わせたが、回答は一度もなく、予定通り出版に踏み切り、国防省は訴えを取り下げたとのこと。

そもそもマーティン氏の著書は、イギリス軍の要請で実施された、現地のアフガニスタン人150人に聞き取りを行った研究について書かれたものです。

さて、何が書かれているのかというと

タリバンはいなかったという事実です。

マーティン氏は次のように言っています。

少なくとも赴任したヘルマンドにおいて、我々が存在すると信じていた「タリバン」という名の組織はほとんど実存せず、また勢力も持っていなかった。実態は、戦う事情も理由も様々に異なる人々が、我々を攻撃したり、お互いに攻撃し合ったりしていただけ。いさかいの多くは自分のポピー畑や生活を守ろうとして抗う農民によるものだった。我々がその当時「タリバン」と呼んでいたものは、同時多発的にあちこちで起こっていた小さな事件の寄せ集めにしか過ぎなかった。

ある村の地区長から「タリバン勢力」を掃討してほしいと要請されたが、そう名指しされた一団は地区長側の地元警察と敵対する部族の防衛武装組織だったとか。

マーティン氏はパシュトー語を習得し、地元の人々と対話を重ねていました。4年ほど親交のあるヘルマンド人に「自分は全体の5%くらいは理解できるようになったと思う」と言うとそのヘルマンド人は「1%しかわかってないよ」と笑い、「それでもがんばってるほうだ」と言ったそうです。

購入しておきながら読むのを忘れていた『ビッグイシュー』2014年11月15日号の記事からでした。

私たちは何も知らないながら、テロを許すな!と熱くなっていましたね。

今も、イスラム国による襲撃や誘拐で、日本中が世界中が熱くなっています。

人質になった日本人2人に対しては、勝手な行動で国益を損ねたというお決まりの非難が出ています。

テロを許すな!悪に対する寛大な処置は間違っている!

賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶというが、経験からも学ばないものをなんというのだろう?想定外なのかも…


悪と正義の図式はそれほど単純ではないはずだが、勧善懲悪ものが大好きな日本人(それ自体は別にいいと思いますよ。エンタテイメントは単純なストーリーがウケますから)は、現実問題においても二分法で熱くなるようだ。国政選挙や統一地方選挙よかよっぽどはっきりしていて簡単で面白いということだ。

さて、イスラム国とはいったい何であろうか。

そんなもんどうでもいい!問題はやつらが悪であるということだ!
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子だくさんで社労士で保育所経営者で…すごい!

2015年01月22日 | 日記
月刊社労士1月号「実務解説最前線」コーナーで、5児の母にして保育所経営者・社会保険労務士である菊池加奈子さんがご自身の取り組みについて書いておられます。

菊池さんは3人の子どもを育てながら社労士試験に合格し、開業。4人目の子どもの出産を契機に、保育園を開設されました。今年の夏には第5子を出産されたとのこと…

オーストリアの女帝マリア・テレジアも子だくさんでしたが、時代が違いますから…5人の子どもの母ってだけでも、ハハーーーッ(駄洒落じゃないんです)ってかんじです。

菊池さんは出産後専業主婦となり、社会復帰の難しさを痛感したそうです。

「働いていないから保育園に預けることができない」「保育園に預けられないから仕事を探すこともできない」という矛盾。育休復帰も大変だが、主婦の社会復帰はそれ以上にハードルが高い。女性活躍推進はすでに働いている人たちの処遇改善や働き続けられる環境をつくることだけでなく、新たな雇用の創出も同時に考えていかなければならず、子育て環境と働き方についても既存の制度を超えて検討・提案していく必要がある、と話されています。

潜在保育士についても触れています。長時間労働・低賃金・重労働が理由で、多くの保育士が出産を機に離職していて、十分な経験と実際の子育て経験から即戦力であるにもかかわらず、活用できずにいるのは社会全体にとっての損失であると言います。

菊池さんはご自身が経営する保育所で画期的な制度を作っています。

1 子連れ出勤制度、授乳のための育児時間付与
 
その昔、子連れ出勤が大論争を巻き起こしたことがありましたね…
グーグルのCEOマリッサ・メイヤーが社員には在宅ワークを禁じながら、自分の息子のためオフィスに託児所を作って非難されたり…

2 パートから短時間正社員、正社員への転換制度

保育所できちんとした基準を設けているところは少ないと思います

3 パート管理職とサポート体制の強化

4 育休中のスキルアップとスムーズな復帰のための支援

5 担任制ではなく職務ごとに担当・責任を置く人員配置

担任といっても、3歳以上児の1人担任の場合、研修だなんだと不在のことも多いので、園としてこういうやり方があってもいいなと思います

パート勤務=補助的な役割との根強い慣習があるが、パートであっても役割と権限を与えられなければ待遇も低く、モチベーションも維持できませんし、スキルアップの意欲もわきません。菊池さんが提案するようなパート管理職などが子育て世代の労働者を活用するポイントかもしれません。

子育て中はパートで、落ち着いたら正社員になりたいと考える女性が多いということなので、なおのことこういう考え方が必要なのかもしれません。

潜在保育士が54万人いると言うことですが、養成校の定員割れが多くなり、新卒確保が困難になってきているので今後は資格保有者も少なくなっていきそうです。

私も保育士でしたが、たった5年ほどで逃げ出しました。同窓生も保育士を続けている人など珍しいくらいで、一旦やめて復帰というのは、特に正規雇用だとうまくいかないみたいです。
正規ということで園側は過剰に期待して雇用される側はしんどくなってしまったり。


菊池さんは母親としての視点、保育所経営者としての視点、働くことの専門家である社労士としての視点で女性の労働を考えており、とても参考になります。

そこに里親としての視点を加えてもらえたらいいな~などと思います!

今後の活躍をおおいに期待する女性です
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がん患者さんの体験記を読んで、遅ればせながらがんについて学び始めました

2015年01月21日 | 日記
介護の雑誌『ブリコラージュ』で、福祉ジャーナリストの浅川澄一さんが、「がん患者体験記」を書いています。

浅川さんは、大腸がんの第Ⅳステージで、昨年2月に手術を行い、今現在は抗がん剤治療の最中です。

がん患者さんの就労支援の仕事を始めるまで、まるで他人事のように感じていたのですが、遅ればせながら、二人にひとりががんになる時代ということもあり、今年はがんについて知る!ことに決めました。

あらためて昨年5月号からの浅川さんの連載を読み返してみて、ようやく民間医療保険の問題や就労継続の問題がわかりました。(遅すぎ…)

浅川さんはフリーで仕事をされているので、ある程度融通はきくのですが、抗がん剤治療のため病院に行っても、白血球の数の多寡でその日は治療ができないということが何回もあり、「半日無駄にした」とがっかりしています。

会社勤めしながらだと、相当気持ちも焦り、暗い気分になることと思います。

がんの治療を受けながら仕事を続けるのは無理!と多くの労働者が感じているという調査結果が先日発表されました。

そんなことないよ!続けられるよ!と励ましたり、続ける方法をいっしょに考えるのが就労支援ですが、自分が患者さんの立場だったら、上司や事業主にきちんと病気のことを説明できるのか、言いにくいことも隠さずに伝えられるのか、こまかいコミュニケーションを辛抱強く続けて行けるのか…と考えると、相当の勇気が必要とわかりました。

経済的に困窮するとわかっていながらも、退職してしまう人が多いのもわかります。

ただ(仕事を)やめないで、続けてでは、辞めた人は残念な人というだけです。私なんて病気にならなくてもすぐに仕事をやめますから…

情報格差というのもあると思います。情報に辿り着けない場合だけじゃなく、いろんな情報がありすぎて混乱してしまうことも含みます。

浅川さんはジャーナリストですから、自分のがんのこともよく調べています。がんに関する本もよく読んでいて、なかなか鋭い指摘をしています。

がん放置療法で有名な近藤医師については、

近藤人気を支えているのは、多くの患者が医療不信に陥っているから。主流から外れた異端児の医師は、救いを求めたい人たちの願望に応えた。近藤医師への反論の本が少なく、大手マスコミの好意的報道も近藤人気を煽った。

と分析しています。

近藤医師に真っ向から戦いを挑んだ医師として、『医療否定本に殺されないための48の真実』の著者・長尾クリニック院長の長尾和宏氏が紹介されています。このタイトルは近藤医師の『医者に殺されない47の心得』に対抗したものです。

浅川さんは、両者を読み比べて長尾医師に軍配を挙げています。

長尾医師は、早期発見・早期治療は有効、がんとがんもどきという単純な二分法では分けられないと言います。多くの患者さんが近藤医師の主張に混乱していると警告しています。

長尾医師は『ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!』という本も共著で書いています。介護に関心のある方はぜひ読んでみてください。

なお、この二人はがん治療については、対立していますが、延命治療否定・尊厳死では同じ考えであるということです。

ところで、浅川さんは入院中、看護師に陰部の洗浄をしてもらい、大変爽快であったとしながらも、「これが看護師の仕事なのか?」と疑問に思ったそうです。介護ヘルパーの仕事ではないのか?と。

同じ雑誌の他のページでは、富山型デイサービスの創設者このゆびとーまれの惣万佳代子さんが、このあいだ面接に来た看護師が、「えっ、風呂に入れんなんが。オムツを替えたりせんなんが。バイタルをとればいいと思って来ました」と言い放ち、あきれたそうです。こんな看護師いらんと思っていたら、あちらから「私には合わないと思います」と断ってきて嬉しかった、と話しています。

施設によって介護と看護(処置)の占めるウエイトが違うので、同じ看護師という職種であってもやるべきことに違いが出てくるのですね。

場所によっては看護師やし介護士に指示さえ出しとればいいがやろ?でちゃ業務がまわらんがいぜ。

介護士やし看護師の指示に従っとればいいがやぜ、言うとってちゃあかんがやよ。

ということで、(何が?)(全然まとまってないやろ)

父が白血病の前段階のがんにかかったこともあり、がんについての知識を深めていきたいと思います
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