「働く仲間に決して威張らない」
これは、2005年から大会方針の中に入れた言葉です。 労働組合でこんな言葉を方針として書いているところは他にはないと思います。
きっかけは、スターバックスとドトールで働いている女性組合員同士の事務所での会話「働いていて何に傷つくかと言えば、威張る客(本当に多くなったそうです)。反対にありがとうの言葉がどれほどうれしいか」でした。
さっそく運動方針の一項目にいれました。
僕も今まで、デニーズなどを利用してもお金だけ払って黙って出てきた口です。威張ることはなかったと思いますが、せいぜい「どうも」ぐらいでした。今は、「ありがとう」「ごちそう様」と言うように心がけています。口先だけでなく心からのありがとうは中々難しいです。
<道徳>ではなく、仲間を思いやる<想像力>でしょうか。
(つい最近も、組合員の女性添乗員の方たちとお話する機会がありました。彼女たちが本気で怒り、本気で傷ついたのは「怒鳴る客」に対してでした。本当に怒鳴る客が増えているそうです。何故怒鳴られなければならないのか、その理不尽さは表現しきれないほどだ、会社に訴えてもろくな対応もしないといいます。お客もそうだが、そういう会社も品性下劣だと怒っていました。 僕は、泣き寝入りせず本気で怒っている彼女たちが未来を作るのだと確信します。彼女たちの怒りにこそ万人の魂に触れる道理があるからです。) 2006年11月18日記
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