写真・東部労組は、2021年9月5日追悼のため、江東区亀戸4丁目赤門浄心寺の「亀戸事件犠牲者之碑」に行きました
動画・南葛の歌
【南葛魂】
1919年~戦前、全国の労働者から敬愛の念で「南葛魂」と呼ばれた南葛労働運動(葛飾・墨田・江戸川・江東・足立)。
「(南葛労働会は)精かんにして統一ある行動をもって、あらゆる労働者の闘争の最前線に立つ事を期した。さらば南葛労働なる名は、全国の闘争的な労働者、農民の渇望の的となり、宛然その中心をなすかの如くであった。支配階級がこの一握りの労働者団体を最大の仇敵視していた理由はここにある」
「革命的理論に根差した固き信念を持ち、行動において最も勇敢であり、犠牲的、献身的であるところの革命的労働者の一種の風格が養われた。『東部の闘士』、後には『合同の闘士』と言えば、革命的労働者の代名詞のごとく使われ、今日共産党事件で牢獄にぶちこまれている多くの労働者党員が獄中よりの消息に、いずれも『南葛魂』『南葛精神』と称して自らの革命的信念を表現しているのを見ても、かの精神的感化力がいかに偉大であったか」
(斉藤久雄筆名藤原久)。
【亀戸事件】
1923年9月の大震災で多数の朝鮮人・中国人が虐殺され、さらに官憲は、最大の仇敵視していた川合義虎ら南葛労働会の同志ら8人と平沢計七ら2名の計10名と大杉栄一家を魔の手により虐殺した。
南葛の歌
【詞】豊島まつ子氏の記憶から
【曲】無産者診療所の看護婦さんたちの記憶から採譜
1.見よ断末魔せまり来て
壊滅近し資本主義
わが南葛のたましいを
熱と力で守り行け
2.闘いここに幾とせか
歴史をくれば血の頁
亀戸の森に同志らの
未来をつぐるいけにえの
3.血しお吐いて階級の
勝利間近にせまる時
暴虐のあらしふきすさび
獄屋にうめく数百
4.断頭台を血ぬるとも
かばね越えて我等ゆく
わが光輝ある同志らの
伝統いかで失すべき
5. やがて勝利の栄光に
紅もゆる赤色旗
わが勇気ある同志らの
血潮で色どる新社会