前回の投稿記事内のサマーナイトファイヤーフェスティバルの思い出ですが、住んでいたころのmixiの日記を読み返してみたら「終了後『きれいだと思ったら拍手をお願いします』という放送が流れ、観客が大きな拍手をすると花火師さんたちの一礼が見えた」というふうに書かれていました。・・・そうだったか。
諏訪大社を出て、上諏訪駅のあたりを車で流してきました。上諏訪温泉の商店街の建物が好きなんです、ワタシ。看板建築というのですが、なんともレトロで。
今回は車を停めている余裕がなかったので写真は無しです。諏訪プラザとまるみつが解体されていて寂しいことしきり。両方好きだったんですが。商店街も店が入れ替わることも多く、好きなこの雰囲気もいつまであるか・・・。
ちょっとしんみりしたところで、そーだ!片倉館に寄っておこう!と思い立ちました。ここは日帰り風呂なのですが立ってはいる「千人風呂」として有名です。明治のころ紡績会社が女工さんたちの福利厚生のために建てたと聞いています。住んでいた頃にも入ったことがあり、(女工さんたち、疲れているんだから座らせてやれよ。人数詰め込んで効率重視かー)と思いつつ、その建物の素晴らしさには感服しておりました。
外だけ写真を撮ってお風呂に入るつもりは無かったので、道を挟んだ諏訪湖観光用の駐車場に車を停めました。
この写真は、片倉館の駐車場からのものです。
下の写真は風呂の入り口です。「千人風呂」と書かれていますね。
左手に福利厚生用に使われた建物があって、装飾をよく見ようと玄関に行くとそこに大きなポスターが貼られていて「かねてからご要望がありました、館内のガイドを始めました」とかなんとか書いてあります。わーーーい、見たかったのよ♪ 前に来たときにどういう理由か忘れたけど、普段は入れないこちらの建物にちょっと入って、その素晴らしさに(もっと見たい!)って思ったんですもの。時間を見ると45分後。電話で予約してくださいとあるのですぐに電話しました。時間の5分前に来てくださいとのことでした。さて、どうしよう・・・。風呂に入るしかないよねw と車からタオルを取ってきました。ちょっと時間が忙しいので走ったら、お風呂の受付で汗を書いた様子から「暑いですよね」と言われたので、急いだ事情を話したら「見学される方は450円です」と150円返してくれました。ラッキー。パパッと脱いで浴室へ。
内部はすごいの一言。ステンドグラスにオパールグラス、透かし彫り。風呂なので写真が撮れないのが残念です。ここ、洗い場があちこちに分かれていて浴槽に面したところに無いんですよね。新しく入ってくる人たちがウロウロして、もちろん私もウロウロしました。内部を堪能しつつも手早く風呂を済ませました。出ると意外と時間があったので二階の休憩室に行きました。(探索探索~)
休憩室の奥になんともレトロなマッサージ器がありました。動くのかな?
上の写真の奥の方に写る階段からテラスに出られます。ここから諏訪湖が一望できます。
休憩室でゆずジュースを飲んでいたら時間になったので集合場所へ行きました。
集合場所横の池。タイルが見事です。タイルって維持が大変なんですよね。ここの保存状態の素晴らしいことと言ったら!
そこでガイド料を払うと「お風呂済ませられたんですね」と言われつつ割引券を頂きました。使う予定もなかったので通りすがりの風呂に向かう人にあげちゃいました。
見学者は私以外は老夫婦と娘さんの3人連れでした。中をいろいろ説明していただき写真も撮ったのですが、ブログに載せるのはNGなので写真は無ーーし!こう建築が美しいんだよね、って思いました。今の建物は遊び心がない、つまらないものが多くて・・・。
一枚だけ載せちゃう。
そして説明していただいて「効率重視かよ」とワタシが思っていたのは大きく間違っていたことが分かりました。ここをひとつ建てるのに富岡製糸場4つ建てられるって言ってたかな。え!ですよ。それを私財を投じて(親戚も含む)建ててるんですから。
片倉さん、業突く張りじじいって言ってごめんなさい。私が間違ってましたー!
お風呂の洗い場が浴槽に面していない理由は、あの浴槽は療養のため。そこで体を洗ったり、髪を洗ったりする姿が目に入っては安らぐ効果が下がるからって。なるほど~~。
外からの写真はいいよね~と何枚か掲載。建築家がこだわったレリーフ。
娘の応援に行ったのか、片倉館の見学に行ったのかという諏訪訪問でした。予定より出発が遅くなったので、家に帰宅が遅くなる電話を入れて再び岡谷I.C.から諏訪湖を後にしたのでした。
諏訪に行ったら絶対に片倉館に行くべし!です。出来たら見学もするべきです。館内の写真が貼れないので片倉館のリンクを貼っておくので見てみてください。ワタシの写真の数十倍素敵です。
オマケ
ワタシの足までオマケだわw