ウチのこなつは二年前に来たときすでに老犬だったわけですが。
でも別に「老犬がいい」とか「老犬でいい」とか思っていたわけでなく、正直に白状すると「仔犬がいいなぁ」なんて思ってた。
だってさ、かわいいじゃん、仔犬。
コロコロしてキャウンキャウンって鳴いて、遊びたがって・・・(すべてWolfen脳内ワンコ)。
譲渡犬を受け入れるということは、仔犬にこだわっちゃダメかなとは思ったけど。
ただまぁ「こんなはずじゃなかった」って事態を避けるために、ある程度は選ぼうと思った。
たとえば大きさ。犬種。
いや、あの頃はやっぱり良くわかってなかった気がする。直前までオスの柴ワンコにしようと思ってたし。
でも、急遽「耳が聞こえてなさそう」なコに親近感を持ち、その子に決めた。
迎え入れたときには5歳くらいという話だった。
念願の犬との生活。
しつけをしなきゃって思って、オスワリとかマテとか教えようと思った。
リーダーウォークも取り入れた。
でもそうこうしているうちすぐに手術になって、その時に獣医から「15歳くらいでしょう」と言われた。
え。マジ?15歳?いや・・・やっぱりとも思った。いろいろ腑に落ちた。
そして、そんな年寄りにしつけってどうなんだろうって思った。
こなつは犬嫌いのワンコだった。
散歩していて他の犬と遭遇すると、普段は大人しいのにその時はすごく吠えてくってかかって行った。
だから他所の犬を見かけるとすれ違わないように気を付けた。
そうやって避けているのに、うっかりすれ違っちゃった犬の飼い主が
「ちゃんと躾けなきゃ他の犬に慣れさせなきゃだめだ。」なんて言ってきた。(このおじさんはいつもエラそう)
獣医に相談したら「この年でそれは無理ですよ。」ってことだった。
ある程度までは「犬のご飯は人間のご飯が終わってから」ってきっちり決めてたけど、弱ってからはどうでもよくなった。
ああ、無駄吠えとかいうのをしなかったな。
来てすぐは、ご飯時とかに「くれー」って鳴いたりしたけど。
それ以外はほとんど鳴かなかった。
この辺は獣医によると悲しい理由みたいだった。(その2へ)
ブレブレの写真
コーヒーをこなつに飲ませたわけじゃありませんw