春分の日、昼と夜の長さが同じでこれから昼の時間が日に日に長くなってくる。
窓から入る陽射しもグッと短くなっている。
外に出ればさまざまな花が目に入り、つい足を留めてしまう。
でも、花の名前をなかなか覚えていない。
この花の名前も、スマホの写真アプリで検索すると「スモモ属」とでる。
似た花の画像にユスラウメがあったが、この樹に実がなったところを見たことがない。
他にピンクユキヤナビがでた。これだろうか。
よく見かける真っ白な花をつけたユキヤナギとは樹木の姿が違って見える。
名前を探し当てながら季節を楽しむ。
新刊のご案内
3月25日発売
須藤祐孝:著 石坂尚武:編 定価:本体価格 8,800円(税別)
15世紀フィレンツェで共和制を樹立した修道士サヴォナローラ、多くの信徒の心を感動させ行動させた彼が、なぜ政庁舎広場で絞首刑さらには火刑の最後をむかえることになったのだろう。
彼の説教や論文を読み解き、「宗教」と「政治」が相剋するルネサンス・フィレンツェの火花散る歴史と、その生涯を追跡した著書。
この書はサヴォナローラ個人の伝記的な話の展開に留まるものではなく、彼の置かれた時代状況を克明に分析・考察している。サヴォナローラの説教、宗教的、政治的な論文・著作、(公開)書簡神学論文のひとつひとつを解読し、その人物と思想を検討している点は、通常のサヴォナローラ伝とは大きく異なる。
馬が酔う木と書いてアセビまたはアシビ、毒性のある葉を食べた馬が神経を麻痺され酔ったような状態になったことからついた名前だといいます。
この花の名を知ったのは高校の国語教科書に載っていた「浄瑠璃寺の春」(堀辰雄著)の中でしたが、名前の由来がインパクト強くって忘れることのない花木になりました。
そして、教材となっていた「浄瑠璃寺の春」は、著者堀辰雄氏が早春の奈良をご夫婦で訪れたときの随筆でしたが、何よりも文中に書いてあった浄瑠璃寺(平安時代後期建立)という廃寺に惹かれて、“行ってみたい”という思いになりました。多くの読者が同じ思いを抱いたようです。私がこの思いをかなえられたのは40年以上もたっていました。 わたしが訪れたのは秋でした。庭園の紅葉がすばらしかったこと、阿弥陀堂の九体仏が時の重みを感じさせてくれたこと、強く印象に残っています。季節外れの馬酔木の花はもちろん見られませんでした。静かな山里の古寺でしたが、随筆に書かれていた“廃寺”という言葉とはまったく違っていました。周辺の郷の趣も和やかな落ち着いた風情のあるものでした。
ひとつ大きな思い違いをしていたことがありました。この浄瑠璃寺は京都府木津川市にあるお寺です。本文の終わりに奈良の春日の森まで戻って行ったとあり、この寺は奈良県にあるものと思い込んでいました。マップで調べてみたところ、歩いて2時間かからずに行けるようです。著者は当時(昭和18年頃)歩いて訪れたんでしょうね。
因みに浄瑠璃寺の馬酔木はうっすらと紅味をおびていて、春日の森の馬酔木は白かったとありました。
読書のおすすめ
繁田信一/著 坂田靖子/絵 定価1,760円(税込)
平安時代の貴族は呪われたり祟られたり、神罰を受けたり、化け物と遭ったり、毎日不安でたまらない。そこで日本の王朝時代の書物に伝わるおまじないをエピソードとともに御紹介。
本年の幕開けはあまりにも騒々しく、国内も世界的にも早く平穏な日々が訪れるよう願うばかりです。
初詣は住まい近くの氏神様に、昨年の御札を納めながらお参りしました。
できれば節分までにもう一箇所くらいは、神社にお参りしたいなと思っています。
神奈川藤沢の江ノ島周辺にもあるんですが、七福神巡りもいいですよね。
上記の『龍神パワー探訪全国101社』戸部民夫著 を片手に行ってみませんか。
『古神道の身体秘伝』大宮司朗著 もおすすめ。神道の知識だけでなく、神社参拝の作法も解説しています。