悲劇の世界線から幸せな世界線へ

人生、様々な物語があり、
どうしてこんなことになったのか、
と思うような悲劇があったり、

心がじんわりほっこりするような
温かなストーリーがあったり、
日々無数の物語がこの世界で
紡がれています。

感情解放のセッションを
させて頂いても、毎回、
濃密な人生模様がいくつも
展開されるのですが、

こじれた人の心を解きほぐしていく
セッションの性質上、なかなかに
凄惨な修羅場に立ち会うことも
多々あります。

時空間をまたいで様々な人生を見るので、
現実社会では普通には出合わないような
不思議な物語もあって、

まぁそれも真偽はさておき、
その方の現実が良くなれば良いよね、
というスタンスで夢物語のように
その世界を読み解いていきます。

誘導に従って、
意識の奥底から現れてきたのが
悲劇だったとしても、そこに至るまでの
経緯があります。

何も故無くそのようになったわけではなく、
いくつもの伏線が折り重なりながら、
一つの結末への収束していくわけなので、

それら伏線の一つ二つが変化したなら、
どうしようもない悲劇は起こらず、
穏やかで皆が幸せで調和した
世界線にシフトすることも、
全然あり得ることなんですね。

だからいつも私は、
悲劇の結末から、どうしてそうなった？
というのを時間軸を遡って、
当人や周辺人物たちの心模様を
追っていきます。

たった一つの本心を言えなかったがために
誤解が誤解を生んで、やがて人の命を
奪ってしまうようなストーリーに
なっていくこともあるし、

助けて、と言えなかったが故に
あらゆる困難を一人で抱え込んで
自滅していくような人生もあります。

泣いてはいけない、辛抱しろ、
お前にはできない、こうすべきだ、
などなど、

親をはじめ、
人から言われた言葉が呪いのように
暗示として心に制限を作って
身動きが取れなくなっている
こともあるので、

こうした呪いを解き、
言えなかったことを言えるように、
行動できなかったことを
できるようにしてあげるだけでも、

人生の様々な場面で、
自らチャンスを切り拓いていくような
人物に変貌して行ったりもします。

また、今生のインナーチャイルドでも、
いわゆる過去世と呼ばれる別の人生でも、
親が目の前の生活に一杯一杯で余裕がなく、
子供に手をかけてあげることが
出来なかったような場合、

その親御さんの切羽詰まった焦りや
未来への不安、絶望感などを
癒してあげると、

子供さんへの意識の向け方が
格段に穏やかに、温かで幸せなものに
なっていくこともよくあります。

中には、生活していくことへの
絶望感から、子供を手離してしまう
ストーリーだったのが、

もう一度一緒に頑張ってみよう、
と思えるようになって、
親子共々、人生が大きく変貌
していくこともあります。

また、理不尽な仕打ちに
相当に厳しい怨霊になっているような人物も、
そのストーリーが辿れれば、千年の呪いでも
解いていくことはできます。

始まったものには必ず終わりがあり、
それがいつになるのか、
というだけの話。

呪い続ける理由が消えれば、
呪う必要もなくなるのです。

こんな風にして、
いくつもの悲劇がみるみる
調和した幸せな物語になっていくのを
目の当たりにすると、

大難を小難に、小難を無難に、
というのは無茶な絵空事、
横車を押すような話なのではなく、
今この瞬間の在り方から始まっていく
ということが肌身でわかります。

そうして
自分の中から現れてきた世界線が変化すると、
あなたはもうそういう悲劇の過去世や過去を
持っていない人になっているのです。

過去が変われば、未来も変わるわけで、
そうして未来に起こるはずだった
悲劇の連鎖も、消えていきます。

起こってしまった過去は変えられない
と言いますが、意識の上では
十分に変えられるし、

あなたにとってのその出来事の意味も
変化していくのです。

だから、
過去に縛られることはないんですね。

過去に蓋をして逃げる人は多いけれど、
種にちゃんと対処すること。

そうすれば、幸せな世界線には、
いくらでもシフトしていけるんですよ。

あなたの悲劇も、
昇華していけますように。

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