路面電車で巡る長崎観光 ② グラバー園 《 前編 》

２０２３年５月２１日（日）～２３日（火）

ＪＲ九州の “ ハロー！自由時間ネットパス・北部九州版 ” を使った

鉄旅３日間の記録です。

 

 

２０２３年５月２３日（火）　３日目

国宝『 大浦天主堂 』のお隣にある『 グラバー園 』へ。

グラバー園は、長崎市内でもっとも人気のある異国情緒あふれる定番のスポットです。

国指定重要文化財の旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅をメインに、市内に

点在していた6つの明治期の洋館を移築し復元されています。

9棟の洋風建築物が建ち並び、開国の影響を受けた長崎の歴史を感じる事が出来ますよ。

グラバー園にたどり着くためには、長崎名物の坂道を上がり、石段を登りエスカレーター

（動く歩道）を使います。

 

第１ゲート（料金所）。

 

グラバー園入場券は大人６２０円ですが、ＪＡＦカードの提示で５２０円になりました。

 

順路に沿って進みます。修学旅行生も多くいました。動く歩道で上がっていきます。

 

綺麗な青い紫陽花。長崎は紫陽花のイメージがあります。

 

『 旧三菱第２ドックハウス 』

船が修理の為にドックに停泊している間に、船員が宿泊していた施設です。

三菱造船株式会社より長崎市が寄贈を受け、移築復元されています。

 

『 旧三菱第２ドックハウス 』の２階バルコニーからの眺めも素敵でした。

長崎港を一望できるのもグラバー園の魅力のひとつです。

 

『 高島流和砲 』

この大砲は、江戸時代（1603~1868 年）末期に長崎の砲術家、高島秋帆（1798~1866年）

の弟子が西洋の武器や戦術を研究して作ったと考えられています。

1800 年初頭、秋帆は西洋と日本の武器の技術格差、特に日本に大砲や火器がないことを

懸念していました。出島に住むオランダ人貿易商から仕入れた銃器を研究し、自ら作る

方法を学び、1834 年、秋帆はこれを形式化して高島流砲術を完成させました。

しかし西洋の技術を支持したとして 1842 年に江戸（現在の東京）で捕らえられ、投獄

されました。1853 年、マシュー・ペリー提督（1794~1858 年）率いる艦隊が来航し、

日本政府に技術的にも軍事的にも劣勢であることを確信させるまで、彼は捕虜となって

います。その後、罪を許されて放免された秋帆は、1856 年に徳川幕府の軍師となった。

　　※ ネットより引用しています。

 

『 旧長崎高商表門衛所 』

長崎大学経済学部の前身となった長崎高等商業学校（長崎高商）創立時の表門衛所です。

 

『 旧ウォーカー住宅 』

ウォーカー商会を設立したロバート・N・ウォーカーの次男ロバート二世の旧邸です。

屋根から突き出した日本風の庇など、細部に日本趣味が反映されています。

 

国指定重要文化財の『 旧リンガー住宅 』

１８６８年頃に建てられた木と石が融合した住宅。

ベランダの床石はウラジオストクから運ばれた御影石を敷いています。

リンガーは結婚を機に暮らしはじめ、親子三代に渡りこの場所で生活しました。

 

国指定重要文化財の『 旧オルト住宅 』は改修工事中で、令和７年１１月まで観覧中止です。

 

『 旧スチイル記念学校 』

東山手に建てられた、スチイル記念学校（Steele Academy）の校舎です。

当時アメリカのダッチ・レフォームド教会の外国伝道局長であったスチイル博士が、

１８歳で亡くなった息子のウィリアム・ヘンリーを記念するために寄贈した資金により

開設された学校。

 

移築前には海星学園の寄宿舎として使用されていた木造２階建ての学校です。

 

長崎の方言で、まちをぶらぶら歩くことを、｢さるく｣と言います。

コンパクトにまとまった長崎エリアは散策にぴったりで、｢長崎さるく｣　しましたよ。

 

画像が多いので、続きは次回に。