徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

行きと帰り…

2013年10月31日 | 日記
来た道をまた戻る
しかしそれは同じ道ではない…

鏡に映る自分の顔は
本当ではなく左右反対であり
北風も
背中を向ければ追い風となり
逆えばそれは向かい風となる…
会社や学校へ通う道も
通る度何かと何かが必ず違い
行きと帰りでもまた違い
天気変われば擦違う人も違う…

歩いた道の上で
一軒のあばら屋が潰れていた…
その風景が
来た時と違った眺めで御座候…

最後のありがとう…

2013年10月30日 | 日記
通りがかりの碇ヶ関で頂いた林檎三つ…
それはとてもとても甘く
はぐきから血が出そうな程に美味しい…
青森にいる間貰った林檎の数は
恐らく僕が今まで食べた林檎の数より
多いかも知れない…

しかしその林檎がやがて三十年の先
この土地で作るのさえ困難になるほど
地球は暖まる…

僕はその前にまた食べに来ます…
ありがとう青森の人々ありがとう林檎…

四門九戸…

2013年10月30日 | 日記
北東北には
一戸から九戸までの苗字が多い…
それは中世に設けられた
四門九戸制度に由来するという…

一戸さんから九戸さん
その全てのナンバーズの方々で
野球チームを作り
それぞれの苗字通りの背番号を
是非着けて頂きたい…

うむ…
将来の夢が、またひとつ増えた…

因みにどんな人であろうとも
一戸さんが投手なのは鉄則です…

阿蘇の名…

2013年10月30日 | 日記
平川の外れに阿蘇の名を持つ山がある…
阿蘇ヶ岳、その裾野には
美しきリンゴ畑の営みが四季を繰返す…

アソという名は本来この国の古代語で
火山や噴火に関わる言葉だと
図書館の資料に一説の記述があり
確か北海道石狩地域にも
阿蘇という名が付けられた山があった…

「火を噴く山」を意味するアイヌ語に
アソオマイという言葉があり
富士山信仰に関わるアサマという語も
これと同源だとされるが
それは僕らが想像するより遥かに古く
そして謎も多い…

この国で最も知られたアソの名がある
熊本の阿蘇山は
皇室の成立以前からその名を持つ事が
確認されているという…

土産屋…

2013年10月28日 | 日記
去年来た折
沢山の復興支援グッズが並んでいた
その店には、今は
Tシャツだけが寂しく置かれている…
そこには被災地に対する
世の中の熱の冷め方が見え隠れする…
同じ東北でさえこの有り様です…

震災の後
絆だ復興だと一日中叫んでた人達は
一体何処へ行ったのだろうと
悲しさ余って言葉にする人もいるが
「ありがとう」と
むしろ伝えるべきではないだろうか…

いずれにしても世間から忘れ去られ
置き去りにされるこの先こそ
本当の辛さ苦しさが待つ場所であり
そして張り続けてきた心の糸さえも
それは容易く
断ち切ってしまうのかも知れなき候
前途は暗く険しくそして途方も無く…

被災三県と呼ばれる場所からは
未だ800人を超える人々が
この青森県で避難生活を続けている…