今年は大型台風があり多くの花々が塩害の被害にあいました。
植物の葉は火傷をしたように枯れてしまい、見るのも痛ましい思いがしました。
楓は今もって色づくことがない個所が眼に入ります。
小さな庭ですが自然とはこのようなものだと現実を知らされた思いになりました。
秋の山が紅葉する様を「山粧う(よそおう)」というそうですが我が家の庭の花々も秋から
初冬に向かい色鮮やかに粧(よそお)いを始めました。
私はこの1カ月は体調が悪く花々の写真を更新することができませんでした。
ふと、縁側から体調の不安を抱えながら庭を眺めているとターシャの庭で有名な絵本作家
のターシャ・チューダーが思い出されます。
世界中のガーデナーがあこがれるというターシャの庭の自然とターシャの生き方に
ふと緩やかに立ち止まりたくなります。庭の花々は、そんな優しさが伝えてくれています。
そして、私の庭にもターシャの思いに似た自然が作り出す生きる力が漂っているように思
えてくるのです。ネリネが咲き、野菊が咲き深まりゆく秋の気配が感じられます。
2,3日前から、皇帝ダリアが咲きだしました。高く青空の張り絵のようになって鮮やかに
風に揺れています。義母が残した「やぶこうじ」や「万両」の実が色づき始め季節はゆっ
くりと歩いているようです。(2018.11.14)
皇帝ダリア
野ぼたん
インパチエンス
はぜ
秋のバラ
野菊
むらさきしきぶ
さざんか
かりんの実
かまつか
さざんか
つわぶき