今日も仕事のノルマをこなして、あっという間にこの時間になりました。
休日の予定は家人と確認済み。
さて、残った時間をどう過ごそうか。
来週の仕事のための、下ごしらえをしておこうか。
読みかけの本を読もうか。
やりかけのまま止まっている事をかたずけてしまおうか。
考えていると、ふと声が聞こえたような気がました。
「それを作れば過労になる」
それを聞いて、「フィールドオブドリームス」という映画を思い出しました。
「それを作れば彼はくる」という神の声を聴いた主人公が、所有のとうもろこし畑を刈って野球場を作ると、そこに夢半ばで去っていった野球選手が帰ってくるという話。
その選手に混じって、今は亡き主人公の父親が、野球選手を夢見た若い頃の姿のままいるんですよね。
最後は若い頃の父親と主人公が、キャッチボールしているところで終わるんだけど。
これが当時は泣けて泣けてたまらない。
ところがこの映画を観ても泣けないという奴がいまして、そいつが言うには、主人公が身勝手でゆるせん!ということなんです。
僕は「フィールドオブドリームス」を観たら世界中の人が泣くと思ってましたから、泣けない奴がいることに驚きました。
しかし同時にちょっと醒めました。
だいたい泣けて泣けてたまらなかった僕は、いったい何に対して泣いていたのかよくわからない。
僕の父とのキャッチボールの思い出は、父の投げたボールを顔面に食らってそこで終わってるしね。
だから泣けてくるのかなあ。
同じように泣けてる奴がいて、サウンドトラックをカセットテープに録音してくれたりしましたよ。
まあ、不思議な映画と片付けてもいいのですが。
映画に酔いたい年頃だったのかしらねえ~。
それからちょっと恥ずかしくて、もう一度観ようと思わなくなっちゃった。