『ブライト・サムライソウル』が配信されました。
イシグロ監督のカメラワークが冴えてます。
チャンバラは時代村の役者さんの動きを使っています。
背景の舞台まるごと3Dで作った事によって、その二つが見事に活かされています。
背景は日本の版画を参考に作られました。
それもイシグロ監督のアイデアです。
僕もとても共感したところでもあります。
版画は平面ですが、それを3Dで動かしたらどうなるだろうかという実験が行われました。
キャラクターも背景に馴染むように、アニメではお決まりの体の立体を表現する影を使わず、目の瞳のハイライトも入れませんでした。
キャラクターデザインを担当した私としては、観客が感情移入ができるようなものを目指しました。
しかしやはり時代村の役者さんの演技と、3Dスタッフの技術によっていかされるものだとしみじみと感じましたね。
あっちこっちでリアリティを出すための細かい仕事をやってますよ。
その辺のところも感じていただけると、面白さも倍になるんじゃないでしょうか。
では、あとは観てのお楽しみということで。