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数少ない映画鑑賞の中で『道』という映画がある。
旅芸人の話しでね。
そこに出てくる男の二人の芸人がいて。
一人は体に巻きつけた鎖を力業でちぎるという芸をもっている。
もう一人は危険な綱渡りという芸。
綱渡りの男が、鎖芸の男を馬鹿にするんだよ。
鎖芸の男が怒りまくってさ。
二人が揉み合っているうちに綱渡りの男が頭を強打して死んでしまってね。
これを観ていて思ったのは、自分の中にはこの二人の男のようなのがいるんじゃないかということだ。
子供の頃はよくからかわれたしな。
逃げる奴を追っかけて仕返ししてた。
仕事に就いてからもからかわれたけど、実力の世界だからさ。
からかってくる奴が偉そうな事を言っても、仕事がヘタだったりすると、心の中ではそいつをからかってた。
でもそれもだんだん考えが浅いことに気づいてきて、気づいたらもうこの歳だろう。
時々投げやりな気持ちにもなる。
まあ、仕事は丁寧だよ。
映画の中の生き残った鎖芸の男は、相変わらず鎖芸を続けていた。
一緒に旅をしていた相棒とも別れて、1人きりになった鎖芸の男。
相棒はこの映画のヒロインのジェルソミーナ。
2人の男に芸を仕込まれてたな。
ジェルソミーナは、男たち2人が揉み合って片方が死んでしまうのを見て、ショックで気が触れてしまうんだった。
どうすれば良かったんだろうな。
悲しいな。
たまたまYouTubeで見つけちやってさ。