やく一週間ぶりに家人と一緒に外出した。
まだ風邪が抜け切れていないけれど、1日でも早く通常通りの生活に戻りたい。
回復に向かっていると、子供の頃に風邪をひいて熱を出したことを懐かしむ余裕も出てくる。
布団の中で汗をびっしょりかいて。
フラフラになりながらも、着替えてる時の爽快感があった。
風邪をひくと家族はみんな優しくしてくれた。
懐かしい思い出。
上京して独り暮らしを始めたらそうはいかない。
四畳半の真っ暗な部屋で独り熱にうなされて、すきま風が部屋のホコリを転がしてた。
アニメ制作スタッフが風邪をひいて休むと、その頃の自分を思い出す。
コロナは風邪だったけど、寝込んでる姿を想像して、「お大事になさってくださいと」メールした。
今の仕事に関わってから、制作さんが風邪をひくたびに「すみません」とメールがくる。
僕らアニメーターは、制作さんがいなければ仕事が止まってしまう。
人を集め、人を繋ぎ、人から人へ仕事を運ぶ。
人体で言えば血液みたいなものだろう。
そんな制作さんのために僕が心掛けていること。
それは締め切りを守ること。
当たり前のことなんだけどね。