一流とは何か。
漠然と目指そうとしていた頃もあった。
しかし、一流と思える人の背中を追いかけても全く追いつかない。
こりゃあダメだと諦めた。
そこで一流じゃなくてもアニメーターとして生き残ることはできないだろうかと思った。
企画はことごくポシャった。
そしてやがて給料が払われなくなり、北海道に帰ることにした。
ゲームのイラストの会社で働きながら、デジタルの道具の使い方を学んだ。
そのうちにまたアニメの仕事が入って来るようになってきた。
この時は嬉しかったねぇ。
嬉しくてがむしゃらに描いた。
その一つが『ヤキトリ』のストーリーボードです。
泥臭い仕事だけど、描いていて嬉しければそれでいい。
とにかく仕事が繋がることだと思った。
ポシャった企画は多かったけど、アニメに戻れて良かった。
もうそれだけでいい。
ところで、一流の人達は老いをどう乗り越えていくのでしょう。
いまその辺りに興味があります。