『ガンバの冒険』や『グリックの冒険』で可愛いネズミやリスたちの絵を描いていた同じ人間が、数年後に『ヤキトリ』でネズミ人間たちを大虐殺する絵を描くことになってしまった。
しかしまあ全て想像上の事です。
ネズミと暮らした事もなければ、戦争で銃を持って戦ったこともない。
当たり前だ。
細かいところを突っつけば、ボロが次から次へと出てくるだろう。
駆け出しの頃に描いた18禁アニメでは「お前の描く〇〇〇〇は若くない!」とリテイク出しされた事があるしね。
そういうシーンは経験豊かな若い女性にモテモテの先輩アニメーターが持っていってしまいます。
モテない僕はキングギドラの首みたいな〇〇○が街で暴れてるシーンばっかりです。
益々妄想の世界に突入していく。
もう、妄想ばっかりですよ。
チャンバラ描いてもサイバーパンクを描いてもさ。
『カラフル』はリアルな世界を描いてますが、僕には作品で描かれてるような人間模様なんてないですからね。
プラプラなんて会った事もない。
じゃあそういう想像の世界を描くのは意味が無いのかといえば、そういう事でもない。
キングギドラの首みたいな〇〇○が暴れてるのは若くて元気な証拠でしょ。
若いから描ける。
何か賞を取るような作品ではないけど、「若いって馬鹿だよな」と思える事に個人的には意味がある。
まあ、今も相変わらず馬鹿な妄想が絵に出てしまう事を思えば、歳は関係ないともいえますね。