燃えるごみの回収日、燃えるごみを持ちリサイクルステーションへ近づくと、すぐ前方の電線にツバメが、2羽、5羽、3羽、2羽と止まっている、すぐに2羽が南の方向へ、飛び立った、続いて次々ととびっ立った、帰って行ったのだろう、日中近所の車庫を住処にしていたツバメの姿が見えなくなった、初めての旅をするツバメがいるはず、途中猛禽類に襲われなければいいが。変化に対する適応性を持たなければならない、という、気温、病気に対する適応性は、ある範疇までは生まれつき体に備わっているで適応できる、それを超えれば、飲み物、エアコン、薬などで適応性を補助できる、難しいのは人間に対する適応性だ、父親が小1の時に工場の事故で死に、母親は生活のため一日中働きに出て、姉は学校が終わると母親の代わりに家事で一日が終わる、遊ぶ相手、友達がいなかった、幼稚園に行きたいとは言えない、人にもまれるということがなかった、人を知る機会がなかった、一年ごとに学ばねばならなかった、無垢すぎた、だます人がいること、陥れる人がいること、平気で彼女を奪おうとする人がいること、学んでいなければ、彼女を誤解する、彼女が傷つく、彼女を守れない。子供が全員保育園、幼稚園、学校に通えることが絶対必要だ、全員が無料で入れるようにすることが人を作り、国を作り、嘘を言わず嘘を減らし、だますことだまされることを減らし、傷つけること傷つけられることを減らし、絶望する人がいなくなることにつながっていく、私のように、彼女を誤解し、苦悩させ、絶望させる人間が現れないように、