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2023年ミュンヘン旅行(その8)(2024/1/9追記あり)

2024年01月09日 | 2023年ミュンヘン旅行

(2024/1/9追記)

本日の新聞で、サッカーの元西ドイツ代表、監督を務め、選手としても監督としてもワールドカップ優勝を勝ち取ったフランツ・ベッケンバウアー氏が亡くなったと報じているのを見つけた。享年78才。ショックである。ご冥福をお祈りするとともに、素晴らしいサッカーを見せてくれて有り難うございました、と申し上げたい。下記投稿で触れたとおり、昨年のミュンヘン旅行で彼が所属していたFCバイエルンの本拠地アリアンツ・アリーナを訪問したばかりだった。

 

(以下、オリジナルの投稿)

今日は事実上、最終日の6日目。今日もミュンヘンを中心に訪問してみた。

今日の午前中の予定は11時からクラシック音楽コンサートを聴きに行くことだが、それまでの時間で街の中でまだ見てないところを少しだけ歩いてみようと思い、トラムに乗って街の一番東側のイーザル門まで行ってみた。

結構立派な門で、初日にみたカールス門のちょうど反対側の門になっている。この門を見ながらそこから市の中心街に伸びる道を歩き、朝の街の雰囲気を味わった。しばらく歩くと市庁舎のあるマリエン広場に出た。そこから今日のコンサートのあるミュンヘン・アーティスト・ハウスまでトラムを1区間だけ乗った。

11時からのコンサートの模様は別投稿で書くつもりだが、今日は雰囲気だけでも伝えたい。実は、滞在中に青木尚佳さんがコンサートマスターとなっているミュンヘンフィルの公演が聴ければ良いなと思って探したが、それは無く、ミュンヘンフィルのメンバーによる室内楽コンサートがこのアーティスト・ハウスで開催されるというので、そちらに行こうと思い、日本でネット予約した、値段は1人24ユーロ。

11時から1時間半の小コンサート。このアーティスト・ハウスというのも古い由緒あるところで、室内は贅沢な内装の倶楽部というかサロンという感じの小ホールだった。ゴダーイ、ドボルザークの、バイオリンとチェロの二重奏曲と弦楽四重奏曲2曲が演奏された。我々以外は全員白人だった。古いホールなので外を走る救急車のサイレンの音が聞えたりした。

コンサート終了後、どこかで昼食と思い、ミュンヘン中央駅までトラムで移動して、グーグルマップで検索してバイエルン料理店に入ってみた。昼時を過ぎていたせいか直ぐに入れて、店員にお勧めを聞いて、おいしく頂いた。

さて、この後の今日のメイン・イベントはサッカーのFCバイエルンの本拠地、アリアンツ・アリーナのミュージアムとスタジアムのガイドツアーの参加である。スタジアム最寄りの駅まで地下鉄で30分くらい、そこから歩いて15分くらいかかる。

到着して先ずはショップに寄ってお土産を物色する。私はキーホルダーとゲルト・ミュラーの背番号の着いたユニフォーム、そして帽子と決めた。

その後、ミュージアムに入り、欧州カップなどの優勝カップ、表彰盾、ユニフォーム、歴代のチームの戦績などの展示を見たり読んだりした。FCバイエルン(バイエルン・ミュンヘン)と言えば、私の場合、なんと言ってもフランツ・ベッケンバウアーだ。

ちょうど高校生の頃だったと思うが、サッカーに熱中した。その時、以前も紹介したがテレビで三菱ダイヤモンドサッカーという番組があって、欧州サッカーの試合を放映していた。その中でも特に印象に残っているのがベッケンバウアーだ。彼のアウトサイドキックによるイマジネーション豊かな、かつ、華麗なパスに魅せられた。サッカーをやっている誰もがマネした。その彼と一緒にプレーしたミュラーなどが記念館の中のHall of Fameメンバーとして大きく展示されていた。ベッケンバウアーが西独代表メンバーとして活躍した1974年ワールドカップ決勝戦の模様はDVDに録画して保存している。

その後、いよいよスタジアムのガイドツアーだ。ここも英語コースを選ぶ。時間は1時間、値段はミュージアムと合わせて22ユーロ。20人くらいが参加。中国人か韓国人と思われる人が3,4人いた。毎15分ごとに予約時間が設定されており、人気があるようだ。


(写っている人はガイド氏、掲載ご容赦)

まず、スタジアムに入り、客席からスタジアム全体を見ながらスタジアムの概要を聞く、建設当時バイエルン本拠のチームが2つあったが2つスタジアムを作るわけにはいかないので共同のスタジアムとしたとか、声が良く響くスタジアムだとか、VIP席やスポンサー席、その値段(その年間料金が1千万以上と言うからすごい)とかいろんなことを教えてもらう。


(グラウンドにあるピンクの機械は人工太陽)

別の角度からの座席に移り、芝の育成方法、人工芝が5%入っている理由とかドーム型で天井が開いているので雨や日光が当たる部分に差が出るのでその対応とかいろいろ聞く。

その後、ロッカールーム、プレスルーム、選手が試合開始前に入場待機する場所、ベンチ、ベンチ前のグラウンド脇などに案内され、みんな写真を撮りまくった。

このガイドツアーというのは海外旅行の時は大いに活用すべきだと思う。歌劇場やサッカー場だけでなく、国会議事堂のガイドツアーにも参加したことがあるが面白かった。


(銅像はゲルト・ミュラー)

このアリアンツ・アリーナの外観はガイド氏の説明では200色以上のカラーにライトアップできるという。バイエルンの試合のある日はチームカラーの真っ赤になるが滞在中は試合はなかったのが残念。クリスマスの時はクリスマスカラーになると言っていたし、また、スポンサーのマクドナルドのようにもなると言っていた。どんなふうになるのか見てみたいものだ。

ツアー終了後、もう一度ショップに戻り、決めていたお土産を買って、満足してホテルに帰った。この日の夕食はまたしても駅地下の肉屋のテイクアウトで鶏肉1羽の丸焼きとポテトサラダ、グリーンサラダ、ビールを買って、ホテルにに帰って食べた。大変おいしかった。肉屋がその場で捌いたり揚げたりして販売しているのでおいしいはずだ。この店はすっかり気に入った。

明日は帰国なので、荷物をまとめた後、ベッドに入った。

 

 

 

 



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