草の実窯だより

岐阜県のはしっこの里山のふもとから おりにふれて陶器や窯や、草木の色や雲の様子や…そよっとふく風のようにお伝えできたら

ながくながく、繰り返して来た

2020-03-04 05:37:56 | 日記
歳をかさねるごとに、「あぁまたことしも・・」と思う機会が増えた。 季節ごとの行事、旬の食材、ウグイスのなきごえ・・なかでも身近にあって毎年時期を違わず同じ場所に顔を見せてくれる植物たちの姿に気づいた日は、その思いが深くなる。


福寿草は明るい光が空から降りたよう。


藪椿は寒中でも花をつけているけれど、霜があたらない下の方の枝の花はとりわけ鮮やか。


それにしても・・・日差しが暖かい季節になればまた会ってたくさんはなしたかった人が突然に逝ってしまったことしは、何を見てもその人のことが思われる。



穴窯用の薪のかげで芽ぶいていたバイモ、この花の静かなたたずまいが好き。去年よりもいくらかたくさん咲いてくれるかも知れない。 


私よりもたったふたつだけお姉さんだったその人も、花がとても好きだった・・・。