【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

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琵琶湖の厄介者がいなくなる・・・?

2019-08-13 10:00:00 | 日記
アクアリウムが趣味の私ですが、釣りなどに関しては、ほとんど経験がないというのが正直なところです。





しかし先日、新聞にこのような凄い記事が載っていたので、少し気になりました。





「ゲノム編集によって琵琶湖の生態系に影響を与えている外来種のブルーギルを根絶する」という実証実験の記事でした。


ブルーギルは、1960年代に日本に持ち込まれた外来種で、とにかく繁殖能力が高く、あっという間に数が増え、さらに琵琶湖の固有


種も捕食してしまうことから、琵琶湖の厄介者とされています。





琵琶湖のある滋賀県の調査では、生息数は推計で約520トンというから驚きです。地元の漁師さん達が捕獲し、駆除に取り組んでおら


れるですが、なかなか追いつかず、苦情しきれない状態でした。


ですから琵琶湖で釣りをする方にも、「リリースせずに持ち帰って!」と促していると聴きます。






その実情に、今回、ゲノム編集の技術が一役担うことになりそうなのです。


ゲノム編集によってDNAを操作し、卵を作れないオスを投入し、野性のメスとの間に産まれたメスが卵を作れず、産卵できない状態に


していき、次第に駆除へ追い込んでいくというのです。



その記事を読んで、「凄い技術が出来たものだなぁ・・・」と感心させられました。


しかも微生物などの遺伝子を組み入れた生物を野外に放出するには、国際的な法律の壁があるのですが、「ゲノム編集」は、その対象外


で、環境省への届出だけでOKというのもまたまた凄いなぁと思いました。



このままいくと、近いうちに、琵琶湖の固有種が悠々と泳ぐ美しい琵琶湖になるのかと思うと何だかワクワクしてきます・・・





そこで、気になったのですが、「私の飼育している熱帯魚をもし、川などに放出してしまったらどうなるのか・・・?」と疑問を持ちま


した。







これは、あくまで、素人の考えですが、おそらく、グリーンネオンテトラやラスボラエスペイなどは、まず、水温が低い場所では生きら


れないと思われますし、すぐに他の肉食系の魚に捕食されてしまうと思われます。


さらに繁殖能力も低く、寿命も数年と短いため、生態系を破壊する存在にはならないと思います。



水槽の中でこそ美しい熱帯魚だと思いますので、なるべく長く私自身も楽しみながら、水槽の中で過ごさせてあげたいと感じます・・・


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