当店の「カシュー塗紫檀ペンケース」です。
商品名が「カシュー塗紫檀ペンケース」なので、よく「紫檀にカシュー塗という塗装を施しているのか。」というご質問を頂きます。
実は、そうではなくて、二つ折りになっている蓋の部分を塗装しています。
蓋の部分の材質は、サクラでその材質に、黒のカシュー塗料を用いて、塗り込んで仕上げてあります。
「カシュー塗って何?」。
私も開業当初は、その意味が分からず、匠や父によく質問していました。
しかし、色々と聴いたり、調べたりして、カシュー塗の特徴を理解することが出来ました。
まずカシュー塗とは、塗料の種類であり、カシュー塗料というものを塗り込んで、漆のような光沢を出す技法です。
また、カシュー塗料は、カシューナッツという、ナッツの殻から取れる自然塗料のことです。
「ナッツから、塗料なんて出来るの?」 どうも、実感が沸かない、想像できにくい、と私もそう思っていました。
ですが、色々と調べていくうちに、ナッツには、油分が含まれていることが分かりました。
また木工教室などでは、クルミやナッツなどを潰して、そこから出た油分を使い、木工品を仕上げたりする方法を使っていることを
知りました。
カシュー塗の技法は、漆を塗ったようなもっちりとした肉厚な仕上がりになります。同時に自然塗料なので、漆のようにかぶれたり
しないというメリットがあります。
当店の「カシュー塗紫檀ペンケース」も、紫檀の独特の褐色とともに、まるで、ピアノに採用されるかのような光沢のある蓋の仕上がり
になっています。
是非、商品ページにて、ご覧下さい。
【カシュー塗紫檀ペンケース】
http://www.izukame.com/shopdetail/005001000001/mokusei_pen_case/page1/order/
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com