ご存知のとおり、当店は南船場という大変人通りが多い地域にあります。
そこに古くから住む住民の方々は高齢化で、めっきり数は少なく数えるほどになってしまいました。
しかしながら、こんな地域でもちゃんと町内会は存在します。
私が生家であるこの地域に戻ってきたのは、私が大学生の時でした。少しずつ地域のビルの1階にアパレルや飲食店などの
テナントが入っていき、次第に人通りの多い地域になっていきました。
そんな地域の平日は、この地域の会社やお店で働かれるビジネスマンやOLの方で賑わい、車の往来も多くなります。
週末は、ショッピングや外食が目的のカップルや家族連れなどで賑わいます。
しかし、夜ともなると、飲食店などが深夜まで営業され、長い時は早朝まで続きます。
スピーカーから流れるBGMや大勢の人の話し声、それらに悩まされ、本当に寝れない日もあります。
かつては、「こんな商業地域に住むほうが悪い。」と悪態をつかれたり脅されたりしたこともあります。
それから大阪府の生活騒音に関する資料を取り寄せて勉強したりしました。
その資料から勉強したことは、たしかに、住民の数は少ないけれど、泣き寝入りすることはないようです。
よりよき生活を営む権利というものはどちらの立場にもあるようです。
「生活騒音を出さないように気遣う」「注意されたら素直に受け入れて、謝罪し、改善する」
近隣同士のトラブルにさせないコツは、相手を気遣うことにあるようです。
また営業行為を行なっている場合、その経営者は、基準値を超える音を出していた場合、規制の対象となり、
時には罰則を科せられることにもなるようです。
この地域に住む人にも、働く人にも、お店を営む人にも、利用する人にも、「過ごしやすい街」になっていくには、
「お互いを気遣う」その心が不可欠で、多くの人に浸透していけばいいなと感じます。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com