私がコーヒーを嗜むようになったのは四十代からである。勿論、それ以前からコーヒーを飲む機会もあるにはあったのだが、それは仕事の徹夜明けの眠気覚ましの缶コーヒーだったり、会議で出されたコーヒーを頂くとかいったもので、あまり主体的なコーヒーとの関わりではなかった。それがそうではなくなったのは父の死がきっかけである。父は癌で他界したが、元々私の家系には癌が多く、これを機に癌にならない為の予防医学的な試みでコーヒーを取り入れることにしたのだ。実際、その頃に勤めていた職場に癌で闘病している御仁がいて、コーヒーが癌の予防になると固く信じ、1日に5杯のコーヒーを飲む習慣を続けておられた。曰くこの習慣を維持してもう5年になるが癌の再発はしていないという。まるでコーヒー療法である。私個人に関していえば、お陰様で癌になってはいないが、コーヒーを1日に1杯か2杯飲みだしてから興味深い結果が一つ出た。ピロリ菌が消えたのだ。38歳の時に胃カメラの検診時にピロリ菌の検査もしたところ、偶然ピロリ菌を発見。当時は多忙でそのままピロリ菌を放置。ところがそれから7年後の検査ではピロリ菌は見事に消失していた。それ以後も定期的に胃カメラの検査でピロリ菌の有無も調べているが、ピロリ菌は復活していない。コーヒーによる療法が効いたのだろうか。
写真は大阪梅田の富国生命ビルの1階にあるトラジャコーヒー店である。私はどちらかというと酸味の効いたコーヒーが好きだが、ここのトラジャブレンドは苦味も酸味もバランスが宜しい。店舗スペースは1階のシンプルな空間全域の奥の一角に位置しており、広い余白を感じながらコーヒーが味わえる。
写真は大阪梅田の富国生命ビルの1階にあるトラジャコーヒー店である。私はどちらかというと酸味の効いたコーヒーが好きだが、ここのトラジャブレンドは苦味も酸味もバランスが宜しい。店舗スペースは1階のシンプルな空間全域の奥の一角に位置しており、広い余白を感じながらコーヒーが味わえる。
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