音楽で綴る「日本の残したい風景」シリーズ(← そんなシリーズあったっけ? (^^;) )。まずはこの唄、「ふるさと」。信州 飯山が舞台なんだって。好きだなぁ、飯山。高校の頃、友人と二人で雪の戸狩の民宿に泊まり込んで語り明かしたことがあったナ。懐かしい。作詞は高野辰之さん、作曲は岡野貞一さんという方。
ふるさと
♪ 兎(うさぎ)追いし かの山
♪ 小鮒(こぶな)釣りし かの川
♪ 夢は今もめぐりて
♪ 忘れがたき ふるさと
♪ 如何(いか)にいます 父母
♪ 恙(つつが) 無しや友垣(ともがき)
♪ 雨に風につけても
♪ 思い出ずる ふるさと
♪ 志(こころざし)を 果たして
♪ いつの日にか 帰(かえ)らん
♪ 山はあおきふるさと
♪ 水は清き ふるさと
歌詞を読んでみると、ふるさとを離れた人が、遠くの地でふるさとを想う歌なんだということがわかる。離れてこそ、こんな風にふるさとのよさがわかるものなのかも。とくにこれと言った風景描写はないけど、「飯山が舞台」っていわれると あの千曲川の岸辺の様子なんかがパァ~って広がる。
そして「父、母はお変わりありませんか? 友だちはつつがなくやっているだろうか?」と思いをはせている。ふるさとは自然が豊かで美しい場所にこしたことはないけど、東京に出てきていると何の変哲もない雑然とした風景でもとても懐かしくよみがえることはよくある。ふるさととは風景のことではなく、絆(きずな)のことだと思い当たる(← 最後の一文は横内謙介さん「ホテル・カリフォルニア」より)。そこに思い出があると、駅の改札みたいな風景もなんだか絵になって見えてくるのだ。
「志(こころざし)を果たして、いつの日にか、あの山あおい、水清いふるさとに帰ろう」
この感じ・・・。わかるなぁ。自分も仕事の中心は東京にシフトさせることがあっても、変な話だけど、お墓は焼津だと思ってるもんね。そういうところなんだろうな、ふるさとって。
若者たちが、自然豊かなふるさとを離れ、都会で、志(こころざし)、夢の実現を目指してがんばっている。そしていつか夢をかなえて、ふるさとに帰ろう と。そんな若者たちががんばる日本の風景も残ってほしいと強く思っている。
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♪もしかしたらふるさとの町が見えるかと
歩道橋の上に上がってみました
『歩道橋』
♪それはふるさとに抱かれて
四季の光に染まってた
初々しい心の少年の
遙か昔の僕自身
『センチメンタルな私小説』
♪しゃぼん玉 とばしたら
風に乗り 消えていった
ふるさとへ 帰りたいな
『色エンピツの花束』
まあ、こんなところです。
外見(パーマ頭、髭、サングラス)と似つかない、自然で綺麗な透明感のある声がいいです。
いや~、わかりました。大塚博堂、聴いてみます (^^;) 。
ここまで推薦されて聴かないわけにはいきませんものね。今度焼津に帰ったとき(もう今日か・・)CD借りに行ってみます。
透明感のある声、楽しみにしてます。
私は、我がふるさとが好きなので、大学は外に出て、都内での内定もいくつか持っていましたが、ふるさとに帰ります。。
骨うずめつつ頑張ります。
無事大学卒業、おめでとうございます。
「ふるさとが好きだからふるさとに帰る」というのも素晴らしい選択だと思います。
今は、ブログとかいろいろなツールが充実していて、うらやましいです。地元に帰ると言っても昔とは距離感が違う感じがします。地元に戻っても、ぜひ大学時代の友情の継続を。
地元での仕事、頑張って下さい。